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No Promises Await at Journey's End

【PS5】『CRISIS CORE - FINAL FANTASY VII - REUNION』クリアレビュー

はじめに

昨年末の2022年12月13日(火)に発売された『CRISIS CORE - FINAL FANTASY VII - REUNION』をようやくクリアしましたので恒例のクリアレビューを書いていきます。これまでのクリアレビュー記事は最後にまとめて掲載しているので参考にしてください。

概要

クライシスコア(以下、CC)はFF7の本編の7年前を描いた物語で、2007年にPSP向けとして発売された作品です。FF7本編が発売されたのが1997年ですからCC発売がすでに10年後だったわけですが、そこからさらに15年が経過して2022年にCCのリマスター版が発売されました。

リメイクとリマスターは正確には異なります。リメイクというのは作り直し、リマスターは最新機種向けに調整したもの、という感じでしょうか。どちらかと言えばリマスターはグラフィックの向上というのが一般的には大きな要素となることが多いです。

しかし、本作では単純なリマスターではなくゲームプレイの快適さの追求やフルボイス化など様々な「調整」がされており、15年前のゲームとは言っても最新作のような感覚でプレイすることができます。

プレイ環境

  • PlayStation5版(パッケージ版)

プレイ時間

  • 12時間44分(エンディング視聴も含む)
    • 初回クリアタイム
    • ミッションは3分の1程度

GOOD

言うまでもなく「神ゲー」と言っていい作品です。私の場合は面白くなければフルプライスで買ったものであってもプレイをやめて他のゲームを迷わずやる(エルデンリングとか)ので、基本的にクリアしたゲームというのは全て「名作」と言えます。

名作たる所以を3点挙げていきます。

ストーリー

本作の最大の魅力はこれに尽きます。ストーリーのためだけにプレイするのもアリです。一応は本作だけで完結する内容とはなっており、プレイしていないとFF7本編や2020年発売のFF7Rがわからないか、というとそんなことはない(そもそもCCの方が本編後に出てるので)のですが、ストーリー的にはFF7本編をやってからCCをやる方がより深く物語を楽しめると思います。

FF7ではラスボスとして登場するセフィロスが仲間として一緒に行動したりしますし、その他先輩ソルジャーのアンジールやジェネシスと言った魅力的な登場人物たちが次から次へと出てくる展開です。

また、FF7本編でのヒロインとも言えるエアリスの「元カレ」が本作の主人公ザックスでもあるため、二人の馴れ初めやラブラブなシーンなど全体的に暗い物語の中でわずかな時間ではありますが明るい光を感じることのできる場面もあります。

そんな本作は、FF7本編では敵組織として登場する「神羅カンパニー」のソルジャーという戦闘部隊の一人であるザックスが主人公の物語で、神羅側の視点で物語が進みます。物語の始まる段階ではザックスはクラス2ndと上から2番目の位置にいるソルジャーですが、最強のクラス1stのジェネシスというソルジャーが仲間を連れて神羅から失踪した事件を追い始めるところから始まります。

意外と結末を知っているという人も多いのですが、最後は涙なしには見れないエンディングへと繋がっていきます。この非常に重要な要素であるストーリーについては変更なしで当時のまま楽しめます。FF7Rで少しザックスに関する伏線もあったので、リマスター版では何らかの「分岐」のようなものがあるかと思いましたが、良くも悪くも15年前のままだったことに安心しました。

グラフィック

リマスター版なら当然ではありますが、グラフィックは刷新されてます。PS5で見ても見劣りしないレベルです。キャラクタのクオリティとしてはFF7Rには及びませんが、十分に次世代機レベルでのグラフィックにはなっていると思います。

なお、Xbox版やSwitch版は未プレイなのでグラフィックの度合いはわかりません。少なくとも当時のPSP版よりは遥かに向上しているとは思います。

また、私がプレイしていて感じたのは「透明感」です。これは実際にPS5でそれなりのモニタでやらないとわからないのかも知れませんが、プレイ時の周囲の景色や建物、そう言った世界の中に存在している空気感というか透明感のようなものを感じました。透き通った印象です。

・・・よくわからないかも知れませんが。

フルボイス

当時のPSP版の記憶がほぼ無いので「フルボイス化」と言われてもピンと来なかったのですが、全編通してイベントシーンではキャラが喋ります。昨今のゲームではもはや当たり前とも言える部分でもありますが、当時はそうではなかったということですね。

書いていて思ったのですが、昔のPSP版は基本的に通勤時間で電車の中とかでやっていた時期だと思うので、音は基本的に消してたんですよね。だからフルボイスだろうがなんだろうが字幕しか見てなかったわけで、脳内でセリフが再生されていたのだと思います。だから今回フルボイスになっても全く違和感なくプレイできたのかも知れません。

BAD

まあ、GOODがBADを遥かに上回るのでレビュー記事を書くためにわざわざ探したレベル、と思ってください。普通にやってる分にはあまり気になりません。

Activating Combat Mode

戦闘のことなんですが、割とエンカウント多いんです。それはまあいいんですが、戦闘が始まる度に「Activating Combat Mode」という女性の機械音声みたいなのが再生されるので耳に残って少しトラウマです。

実はエリアの端の方を通れば戦闘が回避できるという謎仕様(昔のPSP版もそうだったのかは忘れました)なのですが、その分戦闘になった時のこの音声が気になって仕方なかったです。

ムービーの古臭さ

上に書いた通りプレイ時のグラフィックは次世代機レベルで向上してるので9割ほどは無問題なのですが、いわゆるFF特有の「ムービーシーン」で流れるプリレンダリングの映像はおそらくPSP版の使い回しです。

今の技術で作り直せば圧倒的な写実的な映像になるんだと思いますが、あえてそうしなかったのかなんらかの理由でやらなかったのかわかりませんが、イベントシーンや戦闘中に流れる召喚獣のシーンなどの映像は画質が落ちます。大きなモニターでのプレイだからかも知れませんが。

既読スルー

このゲームに限ったものでも無いかも知れませんが、ゲーム中にメールが届きます。NPCからのものや社内の連絡的なもの、ゲームのチュートリアルやヒントのようなものまで定期的にメールで届くのですが、全て「既読スルー」です。つまり読んだけど返信しない、と。

定型でもいいので相手に返信とかする演出があっても良かったかな、と思いました。特に物語に関係するNPCから来るメールには返事をしたいですよね。ペルソナ5とかだとチャットに返事もできるので、そう言った仕組みが組み込まれてても良かったと思います。

SUMMARY

以上、GOODとBADでした。悪い点を挙げましたが、あくまでレビューの公平性のためにあげているだけで内容としてはたいしたものではないと思います。やればすぐわかりますが、すべてが「神」なレベルの作品なので、この作品は多くの人にプレイしてもらいたいです。

特に次の冬(今年の年末くらいを期待)にはFF7リメイクの続編が来るという公式の情報もありますので、関連の作品についてはプレイしておくとより物語を深く味わえると思います。

とにかく「名作中の名作」の間違いなく神ゲーなので絶対にやった方がいいです。純粋にアクションゲームとしても完成度は高いので、エルデンリングとかソウルライクなゲームでクリアができないよ、と言う方でも楽に勝てるので楽しめると思います。

まだ発売してから1ヶ月ほどなので未プレイの方は是非ともチェックしてみてください。

おすすめ装備

実はミッションは途中で面倒になってストーリーをガンガン進めた結果、ラスボスで2回負けてミッションを再チャレンジしてレベル上げや装備を見直しました。

結論から言うとレベルよりはマテリアの準備の方が大事だったのですが、勝てない人は以下のマテリア用意しておけばいけると思います。

  • 暗黒
    • ユフィのミッション全部クリアか「グラビガ(M)+ ライブラ」のマテリア合成など。
  • バリア
  • マバリア
  • ケアルガ

暗黒はHP消費で撃つ範囲攻撃です(FF4のセシルが初期に使う技です)。コレが強いのでラスボス戦で役立ちます。HPが減るのでポーションがぶ飲みかケアルガで回復していきます。

あとは中盤くらいからやったほうが良かったのかも知れませんが、バリア(物理攻撃)とマバリア(魔法攻撃)を使って敵の攻撃を防御するのがあるとかなり楽です。

この辺り用意できればLv30を超えたくらいでラスボスには勝てると思います(難易度はNORMALです)。あとはアクションなので練習あるのみです。DMWの運もあるかもですが。

これまでのクリアレビュー記事

最近クリアしたゲームのレビュー記事です。

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