序。
前回記事はクライシスコアのクリアレビューということでクリア直後に勢いで書き上げた記事なのですが、1〜2日経過して冷静になってみると、FF7シリーズというのはかなり複雑な作品展開になっているな、と気づきました。
元々スクエニが発売するFFことFINAL FANTASYシリーズはドラクエシリーズと並んで日本を代表するRPGですが、作品ごとの繋がりは基本的にありません。しかし、歴代のシリーズの中でも人気の高い作品については続編や前日譚となる作品が出ることもあります。
私の記憶だけで書いてるので不足もあるかもしれませんが、主には以下のような作品群があります。
- FF4
- 続編『The After』
- FF7
- 今回記事で紹介します
- FF10
- 続編『FF10-2』
- 『永遠のナギ節』
- FF12
- 続編『レヴァナント・ウイング』
- FF13
- 続編『FF13-2』
- 続編『ライトニングリターンズ』
割とありますね・・・。この中でも今回紹介するFF7に関しては歴代シリーズでも特に人気があるのでいくつもの派生作品があります。本編そのものもリメイクされたりしているため非常に複雑です。
そのあたりを今回は整理していきます。
マップ
とりあえず現時点(2023.01)でわかっていることをまとめてみました。小さいですが以下の画像の右上にも書いてある通り、正確な記述を心がけていますがミス等がないとは言えません。詳細などは公式のサイトなどをご確認ください。また、当記事や以下のマップの誤記載があり、読者の方の不利益につながったとしても当ブログでは一切の責任は負いませんので、ご了承いただいた上で参考としてください。
間違いなどあれば修正はしますのでご指摘は大歓迎です。
また、この画像の二次配布やSNSへの投稿は禁止しています。もし情報を共有、拡散したいという場合は当記事のリンクを共有してください。なお、この内容は全て公式から発表されているものを私が図解しただけなので、似たような図解を読者の方々がすることは自由です。よりわかりやすいものを作ってFF7シリーズの世界観をより深く理解できる人が増えるのはいいことです。
まあ、細かいことを書いておかないと昨今の世の中はいろいろあるので申し訳ありません。そろそろ本題へ向かいます。
概要的なことを書くと、FF7シリーズは本編を中心として次のような構成になっています。
- CC
- BC
- FF7
- AC
- DC
本編を中心に前日譚が2作、後日談が2作ある感じですね。上のマップにも書いた通り作品ごとにプラットフォームが異なる上にPSPやPS2、PS1と言った過去の機種の作品ばかりなので、現時点でオリジナルの作品をプレイすることは難しいかと思います。
マッマ右の緑のエリアに記載のREMAKE/REMASTERの部分を上からプレイしていくのが現実的です。BCとDCに関しては現状ではプレイできる環境はありません(PS2とか持ってれば別ですが)。BCはケータイアプリでサービスが終わってるので不可能だと思います。
しかし、マップの一番右側のEVER CRISISというiOS/Androidアプリでリリース予定の作品が、この一連の流れを網羅してくれるみたいなので、ECだけで膨大なFF7シリーズを一通り把握できるのではないかと思います。
各作品の解説
ここからは上のマップにある各作品の解説をしていきます。ネタバレはしないので安心してみていただければ。
CRISIS CORE(CC)
FF7本編の7年前(から始まる物語で、最終的には本編の直前までが描かれます)の物語です。詳細は前回のレビュー記事をみていただくのが良いかと思います。
2007年にPSPの作品として発売されました。PSPの作品としてはグラフィック面などでも当時は圧倒的だったとは思いますが、さすがに15年も経過すると時代はPS5などの次世代機になりますのでリマスター版として発売されたのが昨年末の2022年12月13日です。
FF7シリーズを深く知るためにはこのCCは必修科目とも言える作品です。是非ともシリーズ最高の感動的なエンディングを見て欲しいです。
BEFORE CRISIS(BC)
現在ではこれはプレイできません。私もほんの少しだけ触ったくらいでほぼ未プレイと言っていい状態です。プラットフォームは現在ではサービスされていないいわゆる「ガラケー」で動くアプリです。docomoのi-modeとかauのezwebとかありましたね。
話としては神羅カンパニーのタークスの視点で描かれる物語で、新人タークスとして本編の6年前から始まります。CCと被るところもあるようで、両方やれればより深く内容がわかるのかな、と思ってます。
FF7(本編)
これが全ての始まり。1997年に発売された初代PlayStation用ソフトでCD-ROM4枚組という当時としては大作でした。
2020年に発売された「REMAKE」は3部作でリリースされる本編のリメイク作品で、序盤のミッドガル脱出までの物語になっていますが、1本のRPGをクリアしたかと思わせるほどの濃厚な作品になっており、このクオリティであと2作出るのか?と思わせるほどの完成度でした。
また、オリジナルのFF7やCCのエンディングから少し異なる展開になるのか?と思わせるような伏線も随所に見られて続編の展開に期待が高まります。
そんなリメイク第2作目は2023年の年末か来年の初めあたりに出るようなことが公式からアナウンスされています。
ADVENT CHILDREN(AC)
本編の2年後を描いた映像作品です。これ本当に何度も繰り返し見ました。ストーリー的には感動というよりは後日談とか登場人物たちのカッコ良さとかCGの凄さとかが楽しめるもので、純粋に映像作品として面白いです。
とにかく物理法則を無視した戦闘シーンとか手に汗握る展開ですし、本編では敵同士だったタークスと手を組んで新たなる敵と戦うような場面もあったりして見どころは満載です。
2021年に4K版のBlu-rayが発売されており、CCをやって再びFF7シリーズに目覚めたので見たくなって注文してしまいました。ACについては視聴後にまた感想レビューを書くつもりです。
DIRGE of CERBERUS(DC)
ACの1年後、すなわち本編から3年後の物語です。主人公は本編でも仲間として登場したヴィンセントで、FPS的なゲームなんですがほぼTPSです。
PS2で発売されてますが、こちらはリメイクとか一切されておらず現状ではプレイするのは難しい作品です。私も過去に一度クリアまでしていますが、かなり昔ですし記憶は曖昧です。
クラウドとか他の仲間たちも出てきたように思いますが、詳細は覚えていません。これも現行ハードでリメイクされて欲しい作品です。
EVER CRISIS(EC)
そして、最後に紹介するのがECです。まだリリースはされていません。公式サイトとかも紹介動画がある程度ですし、情報も少ないです。
今のところわかっている内容としては、
- グラフィックは原作FF7のようにフィールドではデフォルメされたキャラが動き、戦闘ではリアルなキャラが戦う原作のFF7に近いグラフィックになる。
- iOS/Androidのスマホアプリ。基本プレイ無料。アイテム課金。
- CC, BC, FF7, AC, DCの内容を章立てで配信する。
- 戦闘はコマンド選択式。
という感じです。
今回のマップにはあえて載せてませんが、スマホアプリでFirst Soldierという本編開始30年前の話もありますが、サービス開始から1年ちょっとで終了(2023年1月11日)になるため個人的にはFF7シリーズにカウントするレベルではないと思って触れてません。この作品の内容もECには含まれる部分があるようです。
まだまだわからないところも多いですが、FF7シリーズをまとめて体験できるのは嬉しいですし、BCや DCも再びプレイできるのであればやらない手はありません。サービス終了みたいな事態になればプレイできなくなる可能性も昨今のスマホアプリではあると思うので、始まったらすぐにプレイしたいと思ってます。
そんなECは今年2023年夏にCBT(クローズドベータテスト)が行われる予定です。参加できると嬉しいですが、いずれにしてもリリースはまだ先になりそうですね。
結。
いかがでしたでしょうか。
私の場合は最初にFF7が発売された直後からずっと全作プレイ(視聴)しているので特に複雑とも思わず楽しんできていましたが、早いものでFF7発売からは25年が過ぎ、CC発売からも15年が過ぎてます。リメイクやリマスターからFF7の世界に入る人も増えてくると思いますので今回少し整理してみました。
まだまだ続くFF7の世界ですが、どっぷり浸っていきたいですし、まだ未プレイという方がいればぜひ経験してもらいたいストーリーです。この物語を知らずにいるのは人生でかなり損していると言っても過言ではありません。好き嫌いもあるとは思いますが、騙されたと思って一度はプレイしてみてもらえると嬉しいです。
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