はじめに
だいぶプレイしてからの時間が経過していますが、前回のベヨネッタのクリアレビューに続きPS5版の「SDガンダム バトルアライアンス」のクリアレビューを書いていきます。
プレイ環境
- PlayStation5
- パッケージ版「SDガンダム バトルアライアンス」
- 難易度
- EASY → NORMAL → HARD
- プレイ時間
- 50時間
- DLC
- シーズンパス
GOOD
次世代機での登場
まずは次世代機(PS5, Xbox Series X|S)でプレイできるガンダムのアクションゲームが出た、という事実です。これは本当にありがたいことです。
個人的にはガンダム無双が好きなのですが、これはシリーズを通してPS3かVitaでのプレイしかできないため、現時点で当該ハードを所有されている方以外はプレイできません。なんとかPS+のサービスに来てほしいと思ってましたが、そんな中でバトアラの登場はアクションゲームという点では次世代機でのプレイを実現されたわけなので満足度は高いです。
登場キャラ・機体
ガンダムシリーズは全て見てるわけではありませんが、見た感じもれなくシリーズを網羅して登場してると思います。各シリーズで主役機やライバルの機体、その他ストーリーで重要な役目を果たした機体などが登場します。
多くはプレイアブルな機体ですが、操作できない敵機体として登場するMSまで含めるとかなりの数の機体が出てきます。
また、ガンダムシリーズのキャラも多く登場しますし、オリジナルのキャラもいい感じです(個人的な好み)。強いていえばもっと見たい機体やキャラもいますが、ガンダムシリーズは膨大な登場人物やMSがあるので今作くらいが妥当ではないかと思います。
ストーリー
歴代ガンダムのクロスオーバーをやるとなるとどうしても「超常現象」みたいなものを活用しないとそれぞれの世界のガンダムたちが一堂に会することはできないのですが、今作は昨今流行りの「メタバース」的な位置付けでGユニバースという仮想空間上で話が展開していきます。
全ガンダムシリーズの世界のデータを収集、シミュレートし続ける謎のGユニバースという仮想空間に突然連れてこられた主人公とその彼女(と勝手に思ってる)のユノ・アスタルトが様々な歴史のガンダムやキャラと一緒に戦い抜きます。
割と上手く話をまとめていたようには思います。
また、有料DLCで00の劇場版の後に登場するグラハムガンダムやELSなどが出てくるのも00ファンとしては嬉しかったです。ELSクアンタも出ましたしね。
今後は水星の魔女とかのストーリーや機体が出てくれると嬉しいなぁと思ってます。
BAD
初期のキャピタル問題
アップデートで概ねは解決しましたが、発売当初はキャピタルというお金と経験値をひとつにしたようなものを稼ぐことが非常に困難でした。
その割には機体を実践で使えるようにレベル上げするには莫大なキャピタルが必要になるため、ストーリー進行は最初に乗り始めた機体をメインに進めていかないと全然先に行けない、という状態でした。
そのためストーリー後半で手に入れた機体とかを使いたくてもしばらくキャピタルを稼がないと使い物にならないという悲しい現実が待ち受けており、途中の大型アップデートで獲得できるキャピタル量が増やされることとなりました。
テストプレイとかで簡単にわかりそうなもんですけどね。
カメラワーク問題
こちらもアップデートである程度改善はしたのですが、カメラワークというかロックオンの問題です。他のアクションゲームのロックオンなどは敵を倒すと次の敵にロックオンが移動したりして快適にどんどん戦えたりしていましたが、この辺の動きがイマイチでした。
SDであること
SDガンダムということで、当然機体はデフォルメされたものなのですが、いかんせん小さいので画面の下半分あたりで戦っていてエフェクトとかバンバン出てくるともう何が何だかわからない絵になります。
あまり戦っているシーンをスクショに撮らなかったのはこういう理由があります。
SUMMARY
100点満点でつけるなら70点くらいかな、という感じです。一通り遊んで楽しめましたがHARDで全ミッションクリアしてEXの高難度ミッションを出すところまでやる気力はありませんでした。
フルボイスでキャラが喋るのでガンダムゲームとしては楽しいのですが、上のBADに挙げた点はアップデートで改善されたとはいってもまだ不満が残るレベルです。記事の執筆時点では今後のアップデート情報などありませんので、また更なるアップデートなどで改善されていく内容があれば加筆していきたいと思います。
おまけ
00に出てくる敵役のヒリングとWの主人公ヒイロのかけ合いが良かったです。
私はヒリング・ケア!イノベイターで、人類を支配する優良種なのよ!
・・・だったらどうした。お前が誰であっても、敵ということに変わりはない