序。
モンハンのプレイで「全数把握」をしなくなったことにより記事を書く負荷が激減して他の内容の記事も書けるようになってきました。まあ、あれはあれで書くのは楽しかったので否定するものではありませんが、まあ頃合いかな、と。
航空機撮影のこと、他のゲームのこと、その他諸々を記事にしていきたいと思ってます。
先日、 FF7の壮大な作品群を一度整理してみようと書いた記事はご覧いただけたでしょうか。まだの方はこちらの記事をよろしくお願いします。
この中でも紹介していますが、FF7本編の2年後を描いた映像作品が2005年に当時はDVDで発売されていました。その後、2009年にBlu-rayで追加シーンなどが含まれたCOMPLETE版が発売され、2021年には4K HDR REMASTER版が発売されています。
今回はこの4K HDR REMASTER版をAmazon.co.jpで入手し、自宅の4K対応のモニタで視聴してみましたのでそのレビューです。
概要
4K版とFull HD版のBlu-rayのセットものです。4K版の完全なる視聴にはUltra HD対応のBlu-ray再生機器と18Gbps対応HDMIケーブル、4K HDR対応モニタが必要です。
モニタは対応のものを持っていました。再生機器もPS5が対応してます。あとはHDMIケーブルですが、こちらはビックカメラオリジナルブランドのものを買ってきました。
4K/60bpsにも対応してるので、来るべきPS5版のモンハンライズをプレイする際にも使えると思って買ってきました。価格は2,800円ほどです。
あらすじ
FF7本編から2年後。ミッドガルは崩壊して人々はミッドガルの隣に建設された「エッジ」という街に住んでいます。世界の崩壊は免れたものの、人々は「星痕症候群(せいこんしょうこうぐん)」という謎の病気に罹る人が増えてきていました。
そこへカダージュ、ヤズー、ロッズという3人組が現れてクラウドやティファ、さらには新羅カンパニーのタークスなどに襲いかかります。
彼らの存在や神羅の連中の隠していることなど様々な事柄が複雑に絡み合い、ノンストップのハイスピードな戦闘シーンと共に描かれるアクション映画のような作品です。
GOOD
ド派手な戦闘
見どころはこれです。物理法則を全く無視したかのようなハイスピードで派手な戦闘シーンが最初から最後までノンストップと言っていいほど続きます。
このアクションを楽しむための映像作品と捉えて視聴するのが良いと思います。
オールスター
関係者はほぼ全員出てきてると思います。神羅のタークスやクラウドたちの仲間、そしてラスボスとか。とにかく全員出てきて新たな敵と戦う、というある意味王道なパターンです。
しかもタークスや神羅の社長のセリフや立ち回りがほんとかっこよく描かれています。
色褪せない映像
リマスターなどされてはいますが、内容的にもグラフィック的にも基本的には18年前のCGです。いかにスクウェア・エニックスという会社のグラフィック技術がいかに優れていたのか、2,3世代先のレベルを走っていたのがよくわかる映像です。最近作られたCGと言われても全く疑わないであろうレベルの映像美です。
BAD
ストーリー
正直なところよくわからないんですよね。まあ、アクション映画と捉えればストーリーの細かい話は置いておき、とにかくカッコいい演出をみせたり、美麗なキャラクタを見たりするのが最大の目的なんじゃないかと思うほどストーリーは特にどうということはない話しです。
一応、2年後の世界はきちんと描かれてはいるのですが、そもそもカダージュたちはどうやって生まれ出でてきたのか、どうして最後は消えていったのか、そもそもなんなのよ、とか説明不足なところも多いです。
126分
ストーリーに関係するのかもしれませんが、映像は2時間ほどです。この短さがストーリーをわかりづらくしている要因かもしれません。とにかく尺に収めないといけないので端折られている部分は多いのではないかと思います。
神格化されすぎな一部キャラ
セフィロス、ザックス、エアリスの3キャラがどうしてもストーリー上は重要な位置付けなので仕方ないかもしれませんが、各所で存在感を示します。
ちょっと彼らに頼りすぎでは?という気もします。あまりにも彼らの存在が大きすぎて今を生きるものたちだけで物語を紡いでいけてない(問題を解決できない)感じは拭えません。
結。
2時間の映像作品ということでボリューム感や物語の作り込みという部分では物足りなさを感じるものの、純粋に続編ですし、内容もかなり楽しめるものだと思います。
対応した機器などは必要になりますが、現在でも映像を楽しむことはできますし、4Kという高画質で視聴も可能です。今現在でも楽しめる作品というのは大きいです。