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No Promises Await at Journey's End

【PS5】『グランブルファンタジー:リリンク』クリアレビュー

序。

発売日が2024年2月1日(木)発売の『グランブルファンタジー:リリンク』をアーリーアクセスで始めてメインストーリーをクリアしましたのでレビュー記事を書いていきたいと思います。

モンハン的な「ストーリークリアまでがチュートリアル」な作品になってると思うので、実はここからが本編開始という印象もありますが、スタッフロールも見れて一区切りはしたのでレビューしていこうと思います。

最初に本作を点数にすると、

90点

といったところかな、と考えています。非常にやってて楽しいゲームでしたし、キャラクターや世界観も魅力的でやり込みなども多いので長く遊べると思います。

そんな本作の魅力を少しでもお伝えできればと思います。

クリア状況

  • PS5 版(ダウンロード版)
  • アーリーアクセス(2024年1月29日〜)
  • プレイ時間:12時間(メインストーリー)
  • クリア後の追加要素は未プレイ
  • 難易度
    • Story
    • フルアシストモード

GOOD

キャラデザ・グラフィック全般

やはりこの作品の最大の魅力はキャラデザだと思います。グラブルについてはスマホのゲームの方は全くやったことがありませんが、キャラデザがいい感じだなとは思っていました。

まあ、好みという表現の方が適切かもしれません。洋ゲーのように何かに配慮して美男美女が作れない作品はよほどゲームそのものが面白くないとやる気が出ません。

本作は登場人物の女性キャラが漏れなく全員美人です。男の方は基本使わないのでどうでもいいですが、この辺りは国産の作品の強みではないかと思います。

また、街並みや本作の世界を表現する風景などのグラフィックもとても美しいものになっています。本作は空の上に浮かぶ島々を冒険する物語ですが、広大な空の世界を見事に描写しているように思います。

最近はFF16のダークな世界観に慣れ親しんでいたので、王道なファンタジーであり、明るくて前向きなキャラクターやその世界に触れることができるのが本作の最大の魅力ではないかと思います。

爽快感のある戦闘

本作はアクションRPGというジャンルになっています。昨今の超高難易度の「死にゲー」と言われるものや最新のFFナンバリングタイトルのFF16などでも採用されるなど、従来のコマンド選択式のバトルからリアルタイムに戦闘が進行してプレイヤーのスキルが問われるアクションRPGにシフトしていく傾向があるようにも見受けられます。

戦闘にはプレイヤーのキャラも含めて4人が参加して戦闘を行いますが、各キャラごとに用意されている技(アビリティ)も豊富で演出も派手ですし、もっさりした戦いではなく敵味方の移動速度も早くて快適で爽快感もあります。

さらには各自の奥義を繋げて最後に全員で撃つ大技もあったりしてかなり戦闘は盛り上がる展開になると思います。戦闘中にキャラがよく喋ってお互いの戦い方に感謝したり掛け合いなども多いので共闘感も非常に高いです。

戦闘についても本作の大きな魅力のひとつになっていると思います。

フルアシスト

アクションRPGということで、やはり苦手とする人はいるかと思います。私自身もそれほど得意なわけではないので極力難易度を下げたりはしてプレイしますが、本作では2段階の苦手な人向けのアシスト機能が実装されています。

「アシストモード」と「フルアシストモード」の2種類で、前者は◻︎ボタン連打でさまざまな攻撃を自動で出してくれる上に、回避やガードも自動で出してくれます。こちらはFF16でオート系のアクセサリをつけた時と同じような状態です。

もちろん、無敵にはならないので時には被弾することもあるので回復は必要に応じてする必要がありますが、ラスボスまでやってみた感じ自分で回復をする必要があったのは数回です。しかもその数回もしなくてもなんとかなったと思うので、ほぼ回復もしなくて良いのではないかと思います(難易度にもよるかもしれません)。

後者の「フルアシスト」は攻撃すらも自動になります。ボタン連打すら必要なく、左スティックでキャラを移動させていれば自動で攻撃と回避などをしてくれます。私はこのモードでクリアしました。苦手な人でも迷わずにプレイできるので是非ともアクションRPG苦手という人でもプレイしてみて欲しい作品になっています。

BAD

メインストーリーが短め

難易度やモードの設定は上記の通りなので、特に倒せない敵などは存在しなくてトントン拍子で進みましたが、寄り道要素のサブクエストやレベリングのためのクエスト受注なども割とやった上でメインストーリークリアまで12時間ほどでした。

アーリーアクセス開始が1月29日で、30日の夜にはクリアしていましたので実質的に2日ほどです。

物語が長くなると中弛みなども出てくるので、10時間程度で一気に怒涛の展開にしてしまう方がスッキリ終われるというのもわかるのですが、内容的には割と王道な展開なので「ああ、これでそろそろ終わりかな」というのもわかるのでもう少しボリュームがあっても良かったかなとは思います。

クリア後の要素は逆に膨大な感じがするので、ゲームそのものはかなり長く遊べるのだと思いますが、やはりメインストーリーを名乗る以上はそれがメインであって欲しいです。エンドコンテンツでボリューム感を出すのは違う気もします。

過去作やってた方が良い

一応、物語の始まる前を補完するエピソード的なものはあるので主にテキスト読みになりますが大まかな流れはつかめます。ただ、基本的にはスタート時点ですでにたくさんの仲間がいる状態で進みますので各キャラとの出会いとか、これまでどんな冒険をしてきたのか、など全てを把握することは困難です。そのためには過去作やるしかありません。

個人的にはそういった過去にはこだわらない性格なのでその作品で語り始められた内容でその作品の物語を理解していくのは好きなのですが、世界観やキャラクターがとても魅力的なのでじっくりと細部まで知りたくなってしまいます。そのためには過去作をやっておくのが一番なんだろうな、と感じました。

あと、FF16のアクティブ・タイム・ロア的なものがありますが、特定の用語が出てきた時しか見れないので本家の機能には遠く及びません。

後から追加の仲間が空気

最大のBADポイント。

本作は何度か書いてる通り、最初から7〜8人の仲間で行動します。過去作やってない問題があるので詳しい話はわからないのですが、登場人物はたくさんいて仲間になるキャラも多いです。

しかし、その仲間はストーリー進行で仲間になるのではなく、時々手に入るチケットで好きなキャラを呼ぶ感じです。

仕組みは良いとして、その仕組みだからかもしれませんが途中参加の呼んだ仲間はメインストーリーでは空気です。戦闘メンバーに編成されていても戦闘中に掛け合いなどはするものの、メインストーリーのカットシーンなどには出てきませんし、セリフもありません。

テキストを読む形式のエピソードは用意されていますが、あくまで各キャラ個人の話なのでメインストーリーではいないことになってるのが非常に残念です。数を減らしてでも仲間にしたキャラはなんらかの形でメインストーリーに関わって欲しかったです。

結。

まあ、BADとか書きましたがレビュー記事ということであえて「こうだったらいいな」的なところを書いています。全体的には非常に良くできた作品で、まだまだ遊び足りない感じなので2月末のFF7リバースまではガッツリと残りのコンテンツなどプレイしていきたいと思っています。

その中でまた新たな発見とかもあると思うので、本作についてもプレイ日記というほどではないと思いますが、思いや気づきなどを書いていこうと思ってます。