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No Promises Await at Journey's End

【ネタバレ注意】考察 〜 #020

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ネタバレあり




今回の記事はFF16のエンディングについての考察記事です。ネタバレ無視で書くのでご注意ください。




まずはエンディングではないのですが、私が一番印象に残ったシーン。終盤でクライヴとジョシュアがガブと共にウォールード王国に乗り込んで最後のマザークリスタルを破壊に向かうシーンです。

ガブが様子見に行って二人だけになった時にジョシュアが気になっていたことを兄に問います。

そして、ジョシュアがクライヴを殴るんです。鉄拳制裁。兄さん兄さんと小さくて可愛かったジョシュアが本気で怒るようになったんだなぁと子供の成長を見守る親のような気分で見てました。

そしてエンディングの話です。

いろいろ動画やサイトで語られていますが、FF16のエンディングは様々な解釈ができるような内容になってます。最後に仲間たちの元へ戻ってきて大団円でハッピーエンド、という描写はありません。

多分、プレイした人たちが自分なりの解釈をして欲しいというエンディングを見た人の数だけ、その人たちのエンディングが存在するのではないかと思います。

だからどの説も正しいし、どの説も正しくないのかもしれません。おそらく開発陣が語るとそれが正解になってしまうので永遠に語られることはないでしょう。もしかすると開発陣の中でも人それぞれに解釈していくつものエンディングが存在しているのかもしれません。

最終決戦に行ったクライヴ、ジョシュア、ディオンの3人が生きて戻ってこれたのか、という点とエンディングの最後に出てくる《ファイナルファンタジー》という本の著者が《ジョシュア・ロズフィールド》となっていることからあれこれ可能性が語られているのです。

ただ、どの説を見てもどこかで説明しきれない点が存在するので絶対的な答えが出せないのがFF16のエンディングの描写です。

とてもうまい。

なので、ここからは私個人の解釈というか頭の中で描いたFF16のエンディングの内容を語ります。たぶんネットやSNSで語られている内容とは異なる点も多いですし、それらを否定して自説が正しいと言えるだけのものもありません。

私はこう感じました、というだけのものです。最初に書きましたがFF16のエンディングはエンディングを見た人の数だけ存在すると思います。

私はクライヴ、ジョシュア、ディオンは全員最終決戦が終わった時点で死んだものと考えてます。

そして、スタッフロールの後に出てくる《ファイナルファンタジー》の本はヨーテを中心とした不死鳥教団の面々がジョシュアから聞いていた内容や自分たちで調べた内容を元に書き上げたものと思っています。

もしかするとジョシュアが旅の途中でメモ的に書いた手記のようなものをヨーテに託していた部分もあるかもしれません。

クライヴがハルポクラテスからペンをもらって全て終わったら自伝を書け的なことを言われてるので、あの本はクライヴが書いたという説が多いのですが、そうなるとジョシュアの名で出すことが不自然ですし、クライヴなら「クライヴ・ロズフィールド」で出すか「シド」の名を使うと思います。

あの本が登場するのは本編から数百年程度経った魔法などが「おとぎ話」になった時代と思われます。ひょっとするとバイロンおじさんの子孫などでジョシュアの名を持つ人がいて、自分と同じ名前の祖先がどんなことをしたのか調べて書いた本、という解釈もありかな、と思ってます。

いずれにしても私の大前提は「全員ラスボス戦で死亡」なので、あの本は誰か別人が書いたものだと思ってます。ジョシュアの名前で出すなら不死鳥教団の人以外にはいないだろうと思うのと、先に書いた通りのちの子孫で同じ名前の人が書いた、のどちらかかなという感想です。

ジルやガブ、隠れ家の人たちがクライヴやシドの名で書くことはあっても最後の方で隠れ家に来たジョシュアの名を使うことはないだろうと思います。

あくまで私個人の意見で、他の人たちの意見を否定するものではありません。何度も書いてますが、エンディングを見た人の数だけ存在すると思ってるので、最後はみんな生きててバハムートに乗って帰ってきた、と考えることやクライヴが生きててのちに本を出した、というのも解釈として全く矛盾はないと思います。

エンディングを見た人が自分で感じた内容がFF16の真のエンディングだと思います。

今後、もし仮にDLCなどでストーリーに関する追加コンテンツが配信になったとしても続編的なものなどはないと思います。

それによってプレイヤーが思い描いたエンディングのイメージを否定してしまう結果になるので、あるとすれば空白の期間(フェニックスゲート事件から本編開始までの13年間、もしくはシドの死亡からの5年間)を描く内容と思います。

それにしてもFF16は発売から1ヶ月半くらいになりますが、アップデートは小さいものが1回あっただけです。発売時点でも不具合回収を含めたようなので正確には2回かもしれませんが、バグらしいバグもなく本当に丁寧な作りをしていて素晴らしい作品だと思います。

ネットでは一部と思いたいですが、本当にひどい全く的外れな誹謗中傷がいくつもあります。個人レベルならその人の品性とかの問題かとは思いますが、発売前には某メディアでも目を疑いたくなるようなレビューと称した誹謗中傷が動画で出ました。

そういう人とは永遠に分かりあうことはできないと思いますが、FF16は本当に素晴らしい作品だと思うのでこれからもプレイは続けていきたいですし、良いところはどんどん語っていきたいと思います。

PS5を持っていればぜひプレイしてみて欲しいと思います。