blog.tmp.tokyo

No Promises Await at Journey's End

ひろゆき『1%の努力』読了

日本最大の匿名掲示板である「2ちゃんねる」の創設者であるひろゆき氏の著書「1%の努力」を読みました。

1%の努力

1%の努力

  • 作者:ひろゆき
  • 発売日: 2020/03/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

2chについて

私自身はあまり2ちゃんねるにハマったことはなく、まとめサイトとかを読む方がメインでした。今も2chと5chの区別がつかないレベルですが『痛いニュース』とかは毎日チェックしてますし、アプリのBB2Cで適当にテレビの実況をみたりしています。

一時期、iPhoneのアプリで「まとめちゃんねる」とかいうアプリがあって、2chのまとめを読めたので愛用していましたがiOSの32bit版アプリの切り捨て時に淘汰されて泣く泣く諦めた過去があります。まとめちゃんねるに関していえば、類似のアプリはあるのですが、そこまでして読まなくてもという意識が強くBB2Cだけ入れています。

エジソンの真意

エジソンの言葉「99%の努力と1%のひらめき」の真意は「1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になる」ということである、の話から始まります。

この話は元ネタがあり、田中芳樹著「七都市物語」でユーリ・クルガンという軍人の言葉です。

詳しくは以下の記事に。

www.blog-tmp.tokyo

ひろゆき氏の言葉もこれが元になっていると思います。

この本の話

そして、著者は「1%の努力」という表現をします。99%の努力でもなく、1%のひらめきでもなく、1%の努力である点が著者の著者らしさが出ています。働くアリではなく働かないアリである人生の送り方を指南してくれます。

全体的に文字は大きく、ボリュームも多くはなく、言葉も軽快で読みやすいです。もともとこの著者の本を読んだことはなかったですし、何かのニュースなどで名前を見かける時もポジティブな印象よりはネガティブな印象が強かった人ですが、この本を読んでみていろいろ考え方などわかりました。

その意味でも収穫はありましたし、本の趣旨もとてもよく理解できました。

本の連鎖

著者が冒頭で紹介している本がとても興味深く、この本を読み終えてからすぐに購入して読み始めました。

私の好きな歴史の本です。この本の主題も「1%の努力」に関係してきます。人類にはどうして地域による発展の格差があるのか、という疑問に対する本です。

インターネットによる世界のつながりやAIなどの最先端技術の発達、宇宙や月にまで人類は進出しているのに、未だに石器時代とそれほど変わらない文化の民族がいるのはなぜか。民族や人種による能力の違いなのか、生まれ出た地域の差なのか、それらに対して答えを求めていく本です。

一冊の本から次々と新しい本に連鎖していくのが読書の楽しみかもしれません。読んだ本はここで紹介していきます。