blog.tmp.tokyo

No Promises Await at Journey's End

展望デッキにいるスポッターとフォトグラファーの違い?

令和元年11月16日(土)の出来事。

www.blog-tmp.tokyo

昨日までの記事で、朝起きたら部屋からB滑走路が見えたので部屋から撮影してました、というお話を紹介していましたが、ホテルのチェックアウトは10時なので9時頃には撮影を終えてシャワーを浴びて身支度。10時過ぎのシャトルバスで空港へ行きました。

Peachの移転

実はこの日は部屋でかなり撮影できていたので割と満足度が高く、展望デッキで撮るのは午後からのホヌだけでいいかな、と思っていました。

そのためのんびり行動していました。成田空港の第1ターミナルでバスを降りて1ヶ月ほど前に訪れた場所に来てみました。

第1ターミナル到着ロビー階にあるピーチのチェックインカウンタです。初めてピーチが成田へ就航して以来、ずっとこの場所からチェックインをして飛行機への搭乗手続きをしていました。

10/27よりピーチとバニラエアが統合した関係で、これまで第3ターミナルで手続きをしていたバニラエアの跡地をそのままピーチが引き継ぐことになりましたので、第1ターミナルのこの場所はお役御免となったわけです。

いずれ第3ターミナルから乗ることを心に誓いつつ、4階のレストラン街へ移動しました。

腹が減っては戦はできんよ

成田空港ではよく行くお店が何軒かありますが、席の空き状況などで入る店を変えています。

今回は「だし茶漬け えん」です。新宿にもあり、かつては川崎にもあり、美味しいお茶漬けを出すお店として私の中では最も優先度の高い店と言っても過言ではありません。

季節ごとにメニューも変わり、いつ来ても新鮮な気分で食事ができます。今回は「鯖」を選びました。

そして戦いの場へ

そして、昼食は済ませましたが、時間的には昼前あたりから第1ターミナルの展望デッキへ来ました。日が暮れるまで約5時間ほどをここで過ごしました。一度トイレに行くためにこの場を離れましたが、幸い同じ場所に戻ってこられたのでずっと同じ場所から撮影しました。

スポッターたち

さて、前振りが少し長めでしたが、ここからが本題です。第1ターミナルの展望デッキで撮影をし始めたらすぐにお隣に外国人(欧米の方に見えました)が2〜3名来ました。

成田空港は国際空港ですし、世界各国の外国人の方々が来ているので展望デッキにいるのも珍しくはありません。ただ、この日にお隣で集まっていた外国人の方々は単なる観光客とかどなたかのお見送りというのとは少し違うようでした。

Spotter

ガチのスポッターでした。広い意味では私のように空港の展望デッキで飛来する航空機の写真を撮る人も「スポッター」と呼ぶようですが、お見かけした方々は正真正銘、本物の、真のスポッターともいうべき人たちのようでした。

彼らはカメラを持たず、双眼鏡や単眼鏡を持っています。そして、飛行機を見てはメモ帳に何かメモをしているのです。

何をメモしているのか非常に気になります。Twitterで呟いてみたら、そういったことに詳しい方が教えてくれました。

どうやら、

  • 見た飛行機の登録番号
  • 離発着の時間
  • 見た場所

などを記録しているそうです。海外では全世界の航空機の登録番号を網羅した本も出ているそうで、自分が見た飛行機の登録番号をマークしていく人もいるんだとか。

www.air-britain.co.uk

こんな本が世の中にはあるんですね。写真も撮らず、見たらその記録を取る。なんか素敵です。

これが本物か!

しかも後からあとから人が増えてきてみんなで飛行機を見てはそれぞれメモ帳とかノートとか紙の束みたいなものに記録しているんです。

特に珍しいとも思わない飛行機が目の前を通った時に、一斉に双眼鏡・単眼鏡を向けて眺めたあと、サササッとノートにメモ。そして、

Yeahhh!!!!

とみんなで喜んでました。うん。楽しそうです。何か日本でしか見られない機体だったのでしょうか。

数年後の姿

なんとなく、あと数年すると自分もスポッターさんたちと同じことをしていそうな予感がします。愛用のカメラがもうこれ以上は使えない、という時が来たらジョブチェンジしようかと思います。