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No Promises Await at Journey's End

没後100年のクリムト展に行ってきました。

年に数回訪れる美術館。今回は上野公園にある東京都美術館で4月から開催中のクリムト展に行ってきました。クリムトは母親が以前よりお気に入りの画家で、自宅にも母が買った複製画が2点くらいあります。

klimt2019.jp

7月上旬で東京での開催が終わってしまい、愛知県にある豊田市美術館での開催に移ってしまうため令和元年6月16日(日)に母親を連れて上野公園までやってきました。

ここ2〜3年で美術館だの博物館だのへ行く機会が増えました。毎回書いてますが、これまでの人生を悔い改めて文化や芸術に触れる機会を持とうとしたわけではありません。

人は30代の後半あたりから文化とか芸術といったものに興味を持ち始めるのかもしれません。特に私の場合は絵画に興味がありますね。航空機も含めて写真展には行きません。自分で写真を撮るので、写真は自分が撮ったものが最高だと信じて疑ってないので写真展には興味が湧かないのだと思います。絵画は自分に絵心がないので興味を持つのだと思ってます。

最近行った絵画展はラッセンとムンクの叫び。

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今回もムンクの叫びと同じ東京都美術館です。



上野公園 → 入場

朝から暑かったですね。上野公園も家族連れやカップルの方々がたくさん訪れておりました。

多くは上野動物園に向かわれてましたが、パンダのシャンシャンを見に行くのでしょうか。会えると良いですね。

興味深い展覧会のポスターを発見。東京国立博物館で7/9〜三国志の展示が始まるみたいです。三国志ファンとしてはチェックしておかねば。

今日の目的はこちら。

東京都美術館に近づくにつれて家族連れはなくなり、若い女性や高齢者の方々が多くなってきます。美術館ですからね。

見えてきました。

はやる気持ちを抑えつつ。ちなみにこの日はクリムト展はかなり混雑していて美術館でのチケット売り場が5〜10分待ち、クリムト展への入場が30分待ちでした。

クリムトとは?

オーストリアの画家です。1862年に生まれ、1918年に亡くなります。ちょうど没後100年になるわけですね。

「クリムト」は姓で、名前は「グスタフ」です。一般的に画家のクリムトというとこの「グスタフ・クリムト」を指します。紛らわしいのは、弟が2人いてそれぞれ「エルンスト・クリムト」「ゲオルク・クリムト」として彫刻師として兄の絵の額を作ることなどしたようです。

また、弟や友人のフランツ・マッチとともに芸術家の会社を立ち上げます。その辺がかなり興味深い人生です。今回のクリムト展では友人フランツ・マッチの描いた絵も随所に登場します。

私が今回一番印象的だった絵はクリムトの絵よりもフランツの作品で「女神とガリレオがチェスをしている」絵でした。クリムト本人の作品ではないのでポストカードなどのグッズにはなっていませんでしたが、図録には収録されていたので後から見返すことができます。

クリムトは55歳で亡くなるまで生涯独身でした。しかし、女性の裸体を描くことがクリムトのメインの作品でもあったためモデルの女性とは結構関係があったそうです。子供は14人くらいいたとか。愛人も15人くらいいたとか。

その中でも生涯行動をともにしたのはエミーリエ・フレーゲという女性です。弟の奥さんの妹で、クリムトの代表作である<<接吻>>のモデルにもなってます。

展示は

いつものように撮影はできませんので写真はありません。いくつかポストカードや図録、その他グッズを買ってきたので次回ご紹介します。