Narrateur de Jeu

Peace cannot be kept by force. It can only be achieved by understanding.

続・没後100年のクリムト展に行ってきました。【完結】

クリムト展のお話、第2回目。そして最終回。今回はグッズ編です。展示そのものは写真も撮れませんし、そもそも絵画は本物を見てこそだと思うので興味のある方は是非行ってみてください。



図録

美術館や博物館の展示を見ると、そのまま物販のコーナーに突入するレイアウトになっています。良いものを見せるだけ見せて興奮も最高潮に高まったところでグッズの販売をする。セールスとしては最高の売り方ですね。

毎回必ず買うものに「図録」があります。金額はだいたい2,000円前後。展示されていた作品がすべて掲載されて、かつ解説まで載った1冊の本です。家に帰ってきてからじっくりと読み込むのにオススメ。

美術館や博物館へ行ったら必ず手に入れて欲しいマストなアイテムです。極論を言えばこれだけ手に入れれば他は不要とも言えます。それほどまでに展示会のすべてが凝縮された本なのです。

表紙は《ユディトI》というクリムトの代表作とも言える絵です。もう一つ親子三世代みたいな絵の方が表紙になっているものがありましたが、私はこちらをチョイス。お好みで選ぶと良いです。中身は同じ。

赤いスケッチブック

今回とても印象的だったアイテム。展示の中でクリムトが実際に使っていた赤いスケッチブックがありました。クリムトのスケッチブックは3冊しか現存するものがないそうで、そのうちのひとつが今回展示されています。

このグッズはそのクリムトが使った赤いスケッチブックを模した手帳。見た感じのサイズなどもほぼ同じくらいに作られていました。

私は絵心がないので、文字を書くんだろうなぁと思っていますが、それもまた良し。

ポストカード

展示されていた絵画の中でクリムト本人の作品についてはポストカード化されていました。1枚は150円程度ですし、ダイソーとかでポストカード用の額を買ってくれば簡単に自宅に飾ることもできます。

3枚選びました。

  • 《ヘレーネ・クリムトの肖像》(左)
  • 《ユディトI》(中央)
  • 《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》(右)

です。左のヘレーネ・クリムトはクリムト(今回の主役・グスタフ)の弟であるエルンストの娘です。エルンストが亡くなった後に後見人を務めたようですが、クリムトの作品の中では珍しく「横顔」がくっきりとした絵で描かれています。

今回の展示で最も印象的だった作品のひとつです。

後の2枚(上の写真、中央と右)はいずれもクリムトの代表作とも言える作品です。

ジグソーパズル

これはクリムト展の最後に突入する物販コーナーで買ったのではなく、東京都美術館そのものに入ったところにあるショップで購入したものです。

最初は最近話題のハーバリウムか?と思ったのですが、よく見るとジグソーパズルです。

この絵は少し見づらいですが、クリムトの代表作の中のひとつ《接吻》です。今回の展示にはありませんでしたが、母が持っている複製画がこの作品です。

私はこの瓶に入れられたパズルのピースがオシャレなのでこのまま飾っておこうかと思いますが、母も気に入ったらしく、同じものを買ってました。

チケット

最後にチケットです。

東京都美術館は入ると最初にチケット売り場があります。実はここが一番並びます。そこで、今回は上野駅から上野公園に入ってすぐにあるチケット売り場で先にチケットを買ってから東京都美術館へ来ていました。そのため館内のチケット売り場では並ぶ必要がなく、そのまま入場のための列に並べたわけです。

上野公園入り口付近にありますので、ここでの購入がオススメです。全然人がいないので待ち時間なしで買えます。

まとめ

前回の「ムンク展」のように世間一般で圧倒的に有名な《叫び》のような話題作があるわけではありませんが、日本でも地味に有名なクリムトの絵が見れるということでとてもたくさんの人が訪れていました。

私が訪れたのは6月16日(日)ですが、その前日にはちょっとしたトラブルがあったようです。

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残念なニュースです。私が行った日は特に何もなく鑑賞できましたが、せっかくの貴重な作品を鑑賞できる機会ですので、気持ちよく名画を味わいたいものです。

東京での開催は残りわずかとなりましたが、機会がありましたら是非行って見ていただければと思います。