Rakontanto de ludo

Peace cannot be kept by force. It can only be achieved by understanding.

夜の戦い〜羽田撮影日記(21)

前回記事が2019年2月19日(火)に羽田空港へ撮影に行った時のものです。そして、今回は翌日2月20日(水)のものです。この日は特に羽田へ行くつもりはなかったのです。

午後、自宅でのんびりしていた時に衝撃的な事実を発見します。

カタール航空のA350-1000がone world塗装で羽田に深夜来るッ!

この衝撃の事実。

実は、この週はカタール航空は何を考えていたのか月曜、火曜とA350-900のone world塗装を羽田に飛ばしてきていました。3日連続でone world塗装が来ます。しかも新型中の新型のA350-1000です。

今夜羽田へ行くっきゃねぇ!

カタール航空の羽田到着は22:00過ぎです。夕方、家族を買い物に連れて行った後に18:00頃に家を出ました。この日に電車で移動中に「ふわっち」で drake(id:kemoxxxxx) さんの生配信を聴きながら羽田へ向かいました。

そんなわけで羽田空港に向かいました。

はじめに

時々それらしいことを書いてますが、年末年始のハードワークの影響で病んだために会社をお休み中です。始めは自宅で仕事をさせてもらってましたが改善せず、しばらく休みをもらってます。そのためフラフラしてます。

夜撮

意気込んで電車に乗ったものの、天気は曇りから雨の予報、おまけに苦手な夜です。少し不安もありましたが、夜撮は一眼レフの使い方を学ぶには格好の題材でもあります。露出の三要素とも言える「ISO」「F値」「シャッター速度」を適切に決めておけば基本的にあとはブレないように撮るだけ。苦手意識を持たずに経験値を稼ぐしかない分野です。

羽田空港 国際線ターミナル

到着してすぐに展望デッキに行きました。コンビニでおにぎりやら飲み物やらを買って展望デッキで夕食。撮影の時は基本的に展望デッキで写真を撮りながら食べることが多いです。

この日はいつも愛用している100-400のレンズではなく28-300のレンズを持参していました。これは夜の場合、滑走路に着陸してくる飛行機を撮ってもほぼ真っ暗です。駐機場に近寄ってきたところを撮るしかありません。そのため、今回は近接戦闘になることは必至です。そうなるといつもの100-400では手元が撮れません。より広角側が使える28-300のレンズが最適というわけです。

いきなり登場したJA899A

今回の夜撮では完全に近場狙いで滑走路に着陸する機体はスルーします。滑走路は空港設備の光源となるものがたく、機体から発光するライトのみなのであと20〜30万円ほどカメラに上乗せでお金をつぎ込まないとまともに撮れません。

駐機場あたりに来た機体を撮ります。

そう思っていた矢先に予想外の機体が来ました。ANAが運航する787の特別塗装機です。先日の記事ではR2-D2しかないとか書きましたが嘘でした。この存在を忘れていました。ANAが加盟するアライアンス「スターアライアンス」の塗装機です。昨年の10月から運航している新しい機体です。国際線用機材です。

停止している機体は割と撮りやすいです。動いてなければ。また、このように駐機している機体は一番ターミナル側に来てますのでかなり明るいので撮りやすいです。夜の撮影は光との戦い。光をどれだけ集めるか。

シンガポール航空 777

私は羽田によく行きますが、ほとんどが昼の明るい時間帯なので夜だと普段見かけない機体を見ることができて新鮮です。

シンガポール航空の777です。これ自体は羽田とか成田とかでも普通に見れますが、この時間に来ていることは知りませんでした。

やはり駐機場の近くでも少し離れると光が少なくて撮影が難しいです。また、夜の撮影だとノイズが多くなるので編集ソフトでかなり軽減する処理をしています。ブログに載せるくらいのサイズだとだいぶ目立たなくなっていますが実際はかなり粗めです。

ハワイアン航空 A330

関空で機内食を食べてきたハワイアン航空も夜は羽田に来ています。先日の記事で私が以前乗った時のハワイアン航空の機内食を上げておきましたが、羽田から23:59に出発する便に乗りました。

ちょうど出発する機体と着陸する機体が重なりました。着陸はシャッター速度をかなり落としているのでブレています。どうにかハワイアン航空だと判別できるレベルです。

カンタス航空 ジャンボ

オーストラリアのカンタス航空のジャンボです。早朝に羽田に来て一日中遠くに置いてあって深夜に客を乗せて帰ります。この頃から雨が降ってきました。

カンタス航空は世界一安全な航空会社です。設立から100年近く経ちますが、ジェット機を運航するようになってから70年近く乗務員と乗客の死者を一人も出していない航空会社です。A380の4つのエンジンのうちひとつが爆発したとか2階席から水漏れして1階が川のようになったとか、いろいろやってますが死者はいません。乗るなら絶対にカンタス航空です。

※ 2019.03.06 22:45 追記
事故や故障について記載していますので、適当なことを書いてもいけませんので以下にソースを貼っておきます。「汚水が溢れて〜」の話についてはどこかでそのような記事を読んでいるのですが、現時点で信頼できる情報が見つからなかったので記事の正確性を保つために一旦記載を削除しました。

www.blomedia.com

www.cnn.co.jp

エアアジア A330

もうこの辺から雨がすごくて何を撮ってるかわからなくなりつつもありましたが、エアアジアの機体が何か特別な塗装機だということでずぶ濡れになりながら撮りました。

もはやなんだかよくわかりません。

大本命!カタール航空A350-1000

そして、22時過ぎに来ました。カタール航空のA350-1000です。おまけにone world塗装機です。雨は止むどころか酷くなってきています。カメラに専用のレインカバーをつけて一撃離脱で屋根のあるところから出て行って撮りました。

長い。胴体が。A350-900が最初にエアバスが作った機体で羽田にもよく飛来していましたが、最近新しく登場した胴体が長くなった1000がこれです。車輪も2列から3列に増えています。

実はこの数日後に関空へ行くわけですが、関空でもA350-1000はたくさん見れました。ですが、私が撮影したA350-1000は正真正銘、このカタール航空が最初です。

とにもかくにもずぶ濡れになりましたが目的のものは撮れました。今度は晴れているときに撮りたいものです。この日はこれで撤収して羽田空港近くのホテルに泊まりました。翌日の早朝に撮影もしています。その話は次回に。