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No Promises Await at Journey's End

ミンウ花と尋ね人の話 〜 FF16 #035

rewrite: 2024.04.28

序。

時は満ちた・・・。

FF16の沼に堕ちます。

今回はサイドクエスト

DLCと侮るなかれ。

サイドクエストもしっかり登場します。最終的にはそこそこの数のクエストが発生します。メインストーリーにした方がいいよ、というレベルの重要な内容が語られるのも本編と同じです。

クリア後もサイドクエスト控えてるので忘れずにすべて網羅しておくのがオススメです。

鍛冶屋に花を

集会所でシュラと話をしてリヴァイアサンのドミナントであるワレアスに会いにいくぞ、となって集会所を出てみると目の前にクエストの依頼をしたがっている女性の姿があります。

《ミンウの泉》の周辺に咲いている《ミンウの花》を摘んで旦那さんに届けて欲しい、という依頼です。内容的に奥さんが届けた方がよかないか?と思ったらクライヴも同じ反応。

奥さん曰く「事情がある」と。

ミンウの泉の周りで花を摘んでる男性や女性に声をかけて分けてもらい、鍛冶屋の旦那さんへ持っていきます。

旦那さんの方は奥さんの思惑をすぐに理解したらしく、隠れてみていた奥さんを大声で呼びます。スゴスゴ出てきた奥さんにああだこうだと言いながら心の中では奥さんの真意に感謝している様子です。

旦那さんはあまり人付き合いが上手くなくて無愛想だから外から来たクライヴたちと上手く話をするきっかけが掴めないだろうからクライヴに花を届けさせて話のきっかけを作ってくれたそうです。

おかげで旦那さんとも話ができて、水の民の里に鍛冶屋が開放されます。以後は隠れ家のブラックソーンと同じことをここでやってくれます。

それにしても隠れ家のブラックソーンも最初は無愛想でグツにお土産持って話した方がいいと言われて会いにいったエピソードがありました。そのエピソードのオマージュ的なものかもしれませんね。

いい奥さんの粋な計らいで水の民の為人がわかる素敵なクエストでした。こういう丁寧な描写を大切にしている点がFF16の魅力です。鍛冶屋開放なんて自動でもできるはずなのに、こういうちょっとしたなんでもないエピソードを挟むことで世界観が自然と伝わってくるのです。

小さな尋ね人

鍛冶屋の斜向かいにあるショップの主人たる旦那さんがソワソワしています。クライヴが声をかけると娘が見当たらない、と。

穏やかじゃないな、と一緒に探すことになります。門番の話だと近くの小川のほとりまで一人で行ったとのこと。モンスターも出ないので子供でも一人で行かせてるのだそうです。

しかし、クライヴも心配性なのか自分が様子を見にいくと小川のほとりまで行ってみることに。到着すると女の子が一人で川縁に立っていました。

どうやら外から来たクライヴたちに興味があって探していたようです。それで親から言いつけられた店の品の片付けを忘れてしまっていた様子。クライヴは一緒に里へ戻ることにしますが、道中ではその子に外の様子をいろいろ話してあげる羽目になったようです。

このいなくなってしまった子供は里の外にいる人と出会うのは生まれて初めてだったとのこと。見た目も里の人たちと大きく違うクライヴたちをみて興味津々だったのでしょう。なんのこともない人探しのエピソードですが、この水の民の里がどれほど特異な生活を送ってきたのかよくわかる話です。

初めて出会った外の人がクライヴたちのような優しくて親切な人であったことはこの子にとって幸せなことですが、そのクライヴを連れてきた族長のシュラの人を見る目もやはり優れていたのかな、と思います。

ちなみにこのサイドクエストをクリアすればショップが開放となります。隠れ家のカローンの店ほどの品揃えはありませんが、DLCで追加になった新装備なども買えるので出発前には準備しておきたいところです。

結。

メインストーリーの途中で発生するサイドクエストはFF16の醍醐味のひとつではありますが、さらっと語られることにも世界観を知るための大切な話が盛り込まれていて、よりこの世界に浸れるエピソードばかりです。今回は「+」印が付く新要素の開放を伴うクエストを2つやりましたが、現時点で発生していたクエストはここまでです。

わずか数時間ほどのDLCではあってもすごく丁寧に作られている印象です。作品を大切にする開発陣の思いがストレートに伝わってきます。批判の多い作品ではありますが、こういうちょっとしたエピソードにほっこりできる人生を送れていることに幸せを感じます。自分がこっち側にいる人間で本当に良かったと思います。

次回はいよいよリヴァイアサンのドミナントであるワレアス(赤ん坊)に会いに行きます。

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