外出自粛生活が続くと必然的に読書の時間が増えていきます。ふと昔に読んだ小説が読みたくなってタイトルなんだっけ?と思い出しながらググってみたりして発見。
- 作者:柏枝真郷
- 発売日: 2012/12/19
- メディア: Kindle版
著者は柏枝真郷。中央公論者C★NOVELSファンタジアの「PARTNER」という小説です。第1巻が発売されたのが2004年、Kindle版が出たのが2010年のようです。
なんでこの本を知ったのか、今となってはわかりませんが、たぶん本屋をウロウロしていて目に止まった本を手当たり次第に読んでいた時期があるので、そのときに出会ったのだと思います。
アメリカのニューヨークを舞台にした刑事モノです。時代背景は発売当初の2004年前後だと思います。2〜3年前に9.11の同時多発テロが起きた、という話が出てきます。
ニューヨーク市警察の殺人課というところに新たに配属されたセシル(男)と1年先輩のドロシー(女)がパートナーとなってニューヨークで起きる殺人事件を解決していく話です。
2人の家族や恋人など私生活に関しても描かれているシーンが多く、20代後半の男女のニューヨークでの暮らしぶりなども垣間見える作品です。
第1巻ではセシルが殺人課に配属された初日に発生したニューヨークのとある公園でエリートなサラリーマンが銃で殺害された事件が描かれます。ドロシーとパートナーを組んで最初の事件でもあり、慣れない2人がお互いの腹を探り合いながら事件を操作していく様が魅力。
事件の捜査、という本業を描きつつ「男女の友情は成立するか」というテーマを描くのがこのPARTNERという作品です。セシルのパートナーであるドロシーには既に彼氏がいて度々その彼氏が登場します。ドロシーが運転中に電話がかかってきてセシルが電話に出たら彼氏だった、なんてシーンもあります。
10巻くらいまであったはずで、Kindleで読めるので当面は久々にこのシリーズ読んでいこうと思います。以前はどこまで読んだのか記憶がありません・・・。ほぼ読んでるはずですが。