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No Promises Await at Journey's End

『好きなものを「推す」だけ。』読了

今年のG.W.あたりにあったはてなブログのキャンペーンで当たった本が先日届いたわけですが、無事に読了しました。

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本をもらうまでにも一悶着あったのですが、その辺の顛末は以下の記事に書いてあります。

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著者は「ゲーマー日日新聞」というブログを運営しているブロガーのJiniさんという人。

arcadia11.hatenablog.com

どうやら最近は有料のnoteの方でメインに活動している模様。noteでの執筆は最近よく聞くようになりましたね。少し興味が出てきました。

自分の「推し」について書くことについて本にまとめられています。まあ、ビジネス書というかその手の自己啓発というかそんな感じの「うまくいく」系の本です。とても読みやすく、書かれている内容もわかりやすかったです。

読んでみて印象的だったことを3つ挙げてみます。

推しポイントを3つに絞る

自分の「推し」について語る時に、まずは「推し」ポイントを箇条書きで思いつくままに挙げられるだけ挙げる。そして、その中から3つに絞る。

3つという数字がポイントらしいです。

多すぎず少なすぎず。ここではジョブズのプレゼンの例で語られていましたが、テクニックとして3つのことに絞るのがベスト。しかも、そのうちの2つは普通のことで1つは変化球を投げるようにする。

なるほど。

ブログの収益化問題

Googleアドセンスやアフィリエイトなどのいわゆる「ブログの収益化」によるブログ文化の衰退について語っていることも私個人としてとても共感を得ました。

私が普段お世話になっているブロガーの方々のブログは適度な広告と読み応えのある記事を書かれていると思いますが、世の中にはとにかく訪問者数を稼ぐために読んだ人を楽しませることよりも読んだ人を騙すようなブログが増えているとのこと。

私自身が共感した理由はまさにこの部分で、このブログに広告がひとつもないのは自分のブログに広告が出るのが「邪魔」だからです。見ている人に私が発信している情報と広告がちゃんぽんになって伝わるのが嫌なので一切の広告を排除するためにPro版に契約して広告なしのブログにしています。

実はTwitterやInstagramもそうして欲しいと常々思ってます。有料版でいいので広告が出ないでフォロワーさんの投稿+αだけが見れるようにして欲しい。

そんなお話でした。

深夜特急

書かれている内容そのものよりも、紹介されている本が気になりました。この記事で言えばこれが変化球かな、と思います。

沢木耕太郎著「深夜特急」について紹介しており、これがとても読みたくなったのです。

深夜特急(1~6) 合本版

深夜特急(1~6) 合本版

どうやらKindle版なら合本版がある模様です。やはり書籍は電子書籍の方が便利ですね。たまには紙の本も良いですけど。

総評

それほど分量もなく、文章も読みやすく、ゲーマーということで趣味が似通っているからか、一気に読んだ本でした。割と文章術とか読書術に関する本は好きなのでよく読みますが、これはブログという文章の中でも特に自分の「推し」を言語化することに特化した話を書いています。

自分の好きなものをブログで紹介していきたい、というような記事を書く人には特におすすめできる本だと思います。

好きなものを「推す」だけ。共感される文章術

好きなものを「推す」だけ。共感される文章術

  • 作者:Jini
  • 発売日: 2020/05/01
  • メディア: Kindle版