Narrateur de Jeu

Peace cannot be kept by force. It can only be achieved by understanding.

感動の自炊。

島根から東京に戻って来てすぐに自炊(本の方です)すべくドキュメントスキャナと裁断機を買ったのですが、約7ヶ月放置プレイでした。

tomohiko37-i.hatenablog.jp

Amazonから届いて封も開けずに放置しておいたのですが、流石にそろそろやらないと部屋が永遠に片付かないので開けて見てびっくりしました。

めちゃくちゃ快適すぎる!

こんな快適なことを放置したまま数ヶ月過ごしていたなんて我ながら愚かなことをしていたものだと悔やみました。

買ったものはすぐに開封しましょう(普通はすぐ開けると思いますが)。

本の自炊に関しては自分の蔵書を自分で私的使用することは問題ないとされているようですので、あくまで個人的な利用の範囲内でのお話だとご理解ください。

装備

先の記事の繰り返しですが、こんなものを買ったまま放置してました。

ドキュメントスキャナ。富士通のScan Snap ix500という機種です。現時点でこれに勝るものはないと思います。自炊を解説する記事ではほぼこれを使っていますし、値段も手頃です。とにかく快適なので自炊に限らず、手元にあると便利かと。

最初の設定でパソコンと繋ぎますが、基本的な使用においてスマホだけでいけます。これが便利すぎ。自宅に無線LANがあれば快適です。

これが閉じた状態。

これが利用状態にトランスフォームしたもの。プリンタのようですが、スキャナです。スキャナというとコンビニのコピー機のようにガラス面にスキャンするものを当ててフタを閉めて読み込む、というイメージがありますが、これは紙を重ねて仕掛けると一気に読み込んでくれる「ドキュメントスキャナ」というものです。

もう一つが裁断機。

これも自炊の世界では定番とも言えるモデルです。DC-210Nです。お金を積めば本一冊を一発で裁断できるものもありますが、場所も必要ですし、値段も高価です。本来は2万近くしますが、Amazonで買えば8,000円くらいです。コスパが良すぎるのでオススメ。

その代わり本1冊は何度か分割して裁断する必要があります。とりあえずこの裁断機とスキャナを準備すれば自炊は快適にできます。予算は5万程度ですね。

いざ自炊の時

細かいテクニックは先人の知恵をご参考にしてください。流れとしては、本を分解して4〜5の分冊にちぎります。割く感じ。

それを裁断機で背表紙側から3〜5mmあたりでバッサリ斬ります。あとはスキャナで分割した分冊くらいずつ読み込んでPDFにします。1冊が4〜5個のPDFファイルになるのであとはパソコンから編集すれば良いかと。私は面倒なのでDropboxにバラバラのまま保管することにしました。

コツというか精神論

いくつかポイントです。

迷いは捨てよ

本を綺麗に残しておきたい。本は紙であるべき。そう考えてるなら自炊はやるべきではありません。大切な本、思い入れのある本は紙のまま大切にしておけば良いかと思います。

電子化すると決めたら迷わず本を割いて端を裁断し、読み込んだらそのまま捨てます。雑念を抱いてはいけないと思います。

切って斬ってキリまくれ

とりあえず開封初日に技術書1冊、コミック3冊、新書1冊を電子化してバラバラになったものは捨てました。

裁断機の使い方、裁断する場所、ドキュメントスキャナの読み込む順序、方向、一度にセットできる枚数などすべて経験値です。1冊より2冊、2冊より3冊やった方が身につきます。わかってくれば1冊あたり10分ほどで電子化できるかと。

斬り捨て御免

裁断機できちっと合わせても多少はナナメに斬ることもあります。スキャンしたら多少曲がっていることもあります。読めればOKくらいの気持ちで多少は妥協するのがコツ。完璧を求めるなら電子書籍版を買い直す方が良いです。

百式であれ

ひと思いに電子化したデータも消えてしまえば跡形もなくなります。スマホやパソコンの中だけでは壊れる可能性があるので、DropboxやiCloudやGoogle Driveなどのクラウドストレージに保管すべきです。まあクラウドがトラブってデータ消えちゃったよ、ということが全くないとは言えませんが、少なくとも個人で持っているパソコンや外付けHDDやNASよりは信頼性が高いと思います。

100年後も読んで懐かしめるような保管が大切です。

まとめ

ドキュメントスキャナがこれほど快適とは思ってもみませんでした。本1冊をスキャンするのに4回くらいに分けて読み込みましたが、1回の束を読み込むのは1〜2分程度です。本当に快適。これでどんどん電子化して本を減らしていけるようにしたいですね。