Rakontanto de ludo

Peace cannot be kept by force. It can only be achieved by understanding.

旅に出ます(11)【完結】

1月末の旅、感動の完結編です。2時間スペシャルです(気持ちだけ)。

帰りは伊丹空港から787に乗る予定で航空券を予約していました。しかし、帰る日の2/1は関東で雪予報。大阪もなんとなく危ないため、16:00の787の便を変更して12:00の777の便にしておきました。ANA24便です。

777に乗るのもたまには良いか、と思って早めの帰京を目指しておりました。関東は2/1の夜から雪予報のためあまり心配しませんでしたが、前日になって大阪が午前中に雪予報。

東横インを早めに出て伊丹空港へ向かいました。交通機関に遅れが出るといけないので、7時過ぎには伊丹空港へ到着しました。プレミアムクラス搭乗なので、ANAラウンジを使用できます。飲み物付き、充電可能なデスク付きで過ごせるので何時間でも平気です。

朝の9時過ぎには保安検査を通過しました。搭乗口付近では羽田で見たHELLO 2020 JETが来ていました。残念ながら乗れるタイミングではありませんが、間近に見れたのは良かったんです。

この時までは。

11時過ぎに搭乗口にやってきて、今回乗る(予定だった)機体を待ち構えました。

youtu.be

iPhoneでタイムラプスの動画を撮りました。飛行機がスポットに入る様子がよくわかります。

意気揚々と動画を撮って待っていたのですが、搭乗予定の時間になってもアナウンスが全然なく、係員のお姉さん方がバタバタ駆け回っているので少し遅れるのかな、と思っていました。

出発時刻の12:00を過ぎたあたりに運命のアナウンスが。

「ANA24便は機材整備のため欠航になりました」

人生初の欠航。777はトリプルセブンです。現在の日本の航空会社が運航する機体の中では最も大きい機体です。当然、乗客も多いのです。

雪は全く無関係!

大量の乗客が一気に振替の手続きカウンターに並びました。私は欠航なんて初めてだったのでどうしていいかわからず、長蛇の列の後ろの方に並びました。

ANAから説明のあった振替は次の通り。

  • 払い戻し(自分で勝手に帰る)
  • ANAの後続便への振替(空いてれば)
  • JALの便への変更(空いてれば)
  • 新幹線(後から清算)

の4つ。とにかく雪が心配だったので、一刻も早く帰りたかったため新幹線はないだろうと。とは言っても、手続きカウンターは一人が10分以上もああだこうだと係りの人とやりとりしてて、自分の番に回ってくるのはいつになることやら。

おまけに自分の番が回ってきてもすでにそれまでに振替の便が埋まっていて乗れない可能性もあります。

絶望的な感じがしたので、東横インのサイトをチェックしたら今回泊まった堺東駅のホテルが1室だけ空いてました。

「予約入れてもう1泊するか」

と何度か脳裏をよぎります。1日ズラしてしまうてもなくはなかったのですが、翌日の東京は雪で混乱しそうだったため踏み切れず。

もう少し待とうかと思った時に、マイレージ会員の上級会員が優先的に振替手続きをしているのを見て、ひょっとしたらと近くのお姉さん(ANAの人)に聞いてみました。

「プレミアムクラス搭乗予定だったんですけど、振替って優先的にできますか?」

長蛇の列に並んでいる時だったので、周囲の視線を感じつつ、ダメと言われたら恥ずかしいと思いながら沙汰を待ちます。

「はい!ANAラウンジの方でお手続きできます」

♪───O(≧∇≦)O────♪

速攻で列を抜けて先ほどまで過ごしていたラウンジへ。周囲の憎しみから殺意へ変わっていくような冷たい視線も心地よく、かなりスタイリッシュにラウンジへ戻りました。

ラウンジでも少し並んでいましたが数人です。おまけに並んでいる途中でも係りのお姉さんが声をかけてきてくれて、JALの13:30の便なら100席以上空きがあるので、すぐ振り替えできます、とまるで札束のように航空券を握りしめていました。

迷うことなくJAL便の航空券をもらいます。

列を抜けてからわずか数分。おそらくさっきまで並んでいた長蛇の列は1人も進んではおるまい、とニヤニヤしながらラウンジを後にします。

とは言っても悠長なことはできず。

欠航というのも面倒なことで、おまけにANAからJALに変わるのです。まずは預けた荷物を返してもらう必要があります。到着した人たちが荷物を受け取る返却台のひとつに欠航便の荷物が来てるというので、まずはそこに向かい、自分の荷物を受け取ります。

次にJAL便に乗るのでターミナルを移動します。伊丹空港はANAが南ターミナルで、JALが北ターミナルです。いつもはのんびり歩いて移動したりしますが、今回はトントン拍子に1時間半後の便に振り替えが出来てしまいましたし、手続きまでてかなり時間がかかったので、すでに12:40近くになっていました。

小走りに移動してJAL側のターミナルへ移動。すぐさま荷物を預けて保安検査へ。同じ空港で同じ日に2回も保安検査を受けるのも珍しいと思いますが、結構切羽詰まってバタバタしながら抜けました。

落ち着いたのは搭乗口に着いたあたりです。時間にも余裕があり、一息つきました。

ミニオンの機体がいました。今回は乗りませんが。

MRJの大きな模型もあります。

嵐の立て看板。JALっぽいですね。

youtu.be

搭乗口ではまだ乗る便は到着しておらず、すぐに到着便が来ました。またまたタイムラプスの動画を撮りました。今度こそ乗る予定の機体です。

機材は767です。787に乗る予定だったのに、自分で雪を気にして777の便に変更したら767になっていました。なんともまあ。

座席指定はできませんでしたが、運良く通路側の航空券をもらってました。普通席に格下げになりましたが、この段階では優先的に振替手続きをしてもらえたので仕方ないかな、と思っておりました。

乗る直前にHELLO 2020 JETが来ました。当初の搭乗予定便の前に来ていて、後続の便に来たようです。今回はニアミスが続きます。

そして無事に伊丹を出発。JALは機内WiFiが無料です。恒例の機内でのブログ更新をしていました。

tomohiko37-i.hatenablog.jp

乗ってしまえば早いもので、50分程度で羽田です。15時前には荷物を受け取って自由の身に。無事に羽田へ帰ってこれたのですが、この日はまだ終わりません。

「まだだ、まだ終わらんよ」

久しく成田で運用されていたR2-D2が羽田に来ていました。ドイツのミュンヘンから帰ってきます。時間的にギリギリです。おまけに34Lに着陸する気配まであります。

到着ロビーから展望デッキまで急いでダッシュ。間に合うには間に合ったのですが、が降っていました。カメラ用のレインカバーは持っていたのですが、用意して装着している暇はありませんでした。

私の愛用する100-400のレンズも多少は防水防塵がされていたはずです。その辺に期待して、撮りたい機体が来たら雨の中をタタタッと屋根の下から出て行って撮影し、終わったらすぐ屋根の下へ戻る、という一撃離脱の戦法をとることにしました。

まずはシンガポールのA350が来ました。

なんとHELLO 2020 JETが。本当にニアミスばかり。

来ました!いろいろバタバタした旅の最後のイベントです。

もっと天気の良い日に34Lに降りてくれればいいのに、と思いながらも雨の中シャッターを切ります。

やはりR2-D2はいいですね。

雨の中でもなんとか撮れました。

今回の旅は仕事で疲れたのでゆっくりのんびり過ごすことをテーマに出かけて来ました。その割には最後がバタバタで大慌てだったのですが、これも旅の醍醐味かもしれません。

R2-D2も撮れましたし。

今度はもう少し天候の良い時期に行きたいと思います(欠航は天気とは無関係でしたが)。

教訓!
飛行機の振替は上級会員が圧倒的に有利。上級クラス搭乗でも優先的にやってくれるので、やはり世の中、金が全て

後日談。

実はJALで羽田に到着した直後にANAの大阪の方から携帯に電話がありました。今回プレミアムクラス搭乗予定からJALの普通席に変更になったため差額を返却しました、とのことでした。額としては9,000円です。

このお金を元にまたどこかへ行きたいと思います。それでは。