序。
2023年最後の最後でクリアできた『SPY×FAMILY OPERATION DIARY』のレビュー記事です。2023年12月21日(木)に発売になりました。Nintendo Switch版が先行発売されており、PS版は2024年の発売となっています。
レビュー
全体を通しての感想としては、まあ典型的なキャラゲーなんでSPY×FAMILYが好きな人には楽しめるかと思います。個人的にアニメ終盤、劇場版開始のタイミングで発売だったのでSPY×FAMILY三昧で楽しめましたが、そもそもアニメを知らない人とかは楽しめないかと思います。
ほのぼのとした日常の出来事をアーニャとその家族や学校の友達などと平穏に過ごすのを楽しめるかどうか、という感じです。
ストーリーはアーニャが学校で課題に絵日記を書くというものが出題されたため、家族で週末にあちこちに出かけて写真を撮って記録を残していく、というものです。ストーリー的な「クリア」は出かける先の10ヶ所全てで3つのアイテムを使った撮影と、その場所固有の撮影(3つのアイテムの撮影をすると解放)を行えばクリアとなります。
難しい話はありませんが、割と時間と手間はかかります。
GOOD
SPY×FAMILYの世界
何と言ってもSPY×FAMILYの世界でアーニャを自由に動かして遊べるのが最高です。イーデン校や自宅、その他外出先などマップとしては狭いひと区画で走り回るだけですが、それでもアニメの世界を忠実に再現した場所やキャラクタが見れるのは楽しいです。
SPY×FAMILY好きなら一度は試してみて欲しいです。
秀逸なミニゲーム
基本は会話と写真撮影なのですが、ショップでアイテムやコスチュームを買うためのお金に相当するポイントを稼ぐためのミニゲームが秀逸です。
種類も豊富で、自宅ならヨルさんが落ちてくる野菜を包丁で切るものや、ヨルさんとアーニャが特訓するもの、ユーリを交えてのトランプの大富豪やボーリング、イーデン校はドッジボールや大富豪、アーニャの夢の中でボンドに乗って横スクロールのアクションなどもあります。
さらにはロイドがスパイとして潜入したところから脱出するものや、ヨルさんが悪者を無双していくアクションなどもあります。
それぞれが地味に難しいのでかなりやりごたえがあります。ぶっちゃけミニゲームだけでも良かったかもしれませんね。
豊富なコスチューム
ストーリー進行で解放されるものやショップで購入のものを含めて衣装、メガネ、髪型、帽子など種類が膨大です。アニメで見かけたものは最初から全部入りなんじゃないかと思います。
好きなタイミングで好きなコスチュームにして出かけたり自宅で過ごせるのでいろいろなバリエーションで楽しめます。
CONCERN(懸念)
面倒な日々の生活
メインストーリーは、
- 学校で会話・撮影
- 自宅で会話・撮影(夕方)
- 自宅でミニゲーム(夜)
を1日として2日過ごすと3日目にお出かけイベントが発生します。行き先はお出かけから帰ってきた時に次のお出かけ先を決められます。
最初に書いた通り、各お出かけ先には3つのアイテムを購入して持っていき撮影します。1回のお出かけでは2つまでしか撮影できない行動回数が決められているので、最低でも1ヶ所に2回行く必要があります。
なかなか時間がかかるので後半は作業感が出てくるかな、と。先を急がずに日常を楽しむゲームなので効率重視ではないと思いますが、そういうゲームということは知っておいた方が良いかと思います。
スキップ&スキップ
上に書いたストーリー進行のうち、学校へ行くのとミニゲームはスキップしてポイントだけ得ることができます。細々したムービー的な演出も基本全てスキップできるので、後半はほぼ全部スキップしてました。
ここまでくると作業感満載なので正直なところミニゲーム集で良かったと思います。ミニゲームは本当によくできてて面白いので。
まあ、タイトル画面からミニゲームだけやることもできるんですけどね。解放していくためにはストーリー進行が必要です。
フォトモード
撮影がメインのゲームですが、撮影した写真はゲーム内のアルバムに記録されるだけで本体には保存できません。アルバムを見てスクショ撮ればいいんだと思いますが、せっかく撮影ゲームなのだからフォトモードがあっても良かったと思いました。
結。
いろいろ書きましたが楽しいゲームなのは間違いありません。ただし、アニメ好きが大前提だとは思います。ミニゲームの中でも母の仕事はなかなか「無双」シリーズに近いものがあるので、是非とも「SPY×FAMILY無双」とか出してもらえたらなぁと思います。