以前より書いていますが、某アメフト部の問題で話題になった人数だけは日本一の大学の卒業生です。国の名前を大学名に使っているのが結構好きでした。都道府県名よりいいと思ってましたね。
日本の大学は遊ぶところ、などと私の時代は言われてましたが今はどうなんでしょうか。私が所属していた物理学科の面々は結構面白くて、大学の講義をサボって近くのファミレスで勉強したり、試験が近づくと誰かが手に入れてきた過去問の研究を近くのファミレスでみんなでやったり、大学よりもファミレスで勉強した時間の方が長いんじゃないかと思うほど良く通ってました。
物理の勉強法
最近、Twitterで物理の受験勉強法について見かけたので少し調べてみました。私はTwitterは95%くらいが航空関係で、4%くらいがラブライブ!で、残りの1%がブログ関係で知り合った方との繋がりがある感じです。
航空関係でパイロットやCAさん、整備士、グラハンと名乗られている方もいらっしゃるのですが、多くは中高生から大学生です。航空関係の仕事に就きたいと考えている方も多くてたまに勉強の話など見かけて懐かしく思ってます。
最近、航空大学校の受験があったらしく物理の勉強の話が出てきていました。
私の時代は
当時はTwitterとかネットはなかったので、せいぜい学校の仲間うちくらいしか勉強の話はしませんでしたが、私の物理勉強はこれです。
橋元流解放の大原則という2冊構成の参考書がありました。調べてみると今でもあるみたいです。この2冊だけ勉強していました。あまりに名著だと思っているのでまだ当時の本を残してあります。これはたぶん墓まで持っていくと思います。
この2冊を何度も読んだだけです。問題はほとんど解いてません。解かなくてもできたので。それくらいよくわかる名著中の名著です。
今の時代は
数日前に買ってきたのですが、この本が流行っているそうです。
だいたい物理の本は昔から2冊構成です。力学、波動、熱、電磁気、原子と5分野あるので2冊に分かれます。私の時代の解放の大原則も同じ構成です。
河合出版の「エッセンス」が一番基礎となる参考書で、これを徹底的にやっておけばセンターレベルは問題ないとか。
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買ってきてパラパラめくってみました。たぶん細かい話は忘れているので問題を解こうとしても解けないと思いますが、確かに基本的なことが整理されていて問題も基本的なことが身につく良い本に見えます。
その先のステップ
この「エッセンス」を終えたら次は「良問の風」という本に進むらしいです。
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入試問題の中から「良問」を集めているようです。特に中堅レベルの大学を受けるのに必要となる問題で、エッセンスを終えてからやるのが良いそうです。
さらに「良問の風」の後は「名問の森」と続きます。
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名問の森はかなりレベルの高い大学を受ける人向けみたいで、日東駒専レベルなら「エッセンス」だけで基礎を固めて過去問解いてみて難しそうなら「良問の風」を繰り返す感じじゃないかなぁと感じました。たぶん「名問の森」はこのレベルでは不要です。
なんで突然受験勉強の話を始めたのか不思議に思う方もいるかもしれません。受験勉強する年頃の子供がいるわけでもありませんし(そもそも奥さんもいないし)、予備校の講師になったとかではありません。
いつもの単なる思いつきです。
なのでシリーズ化する予定はありませんし、それ以上の話をする予定もありません。エッセンスを読んでみて面白そうな問題があったら紹介するかもです。
昔、私が受験生の時代に「物理重要問題集」という問題は良いものが並んでるのに答えしか載ってなくてキレそうになった本があるのですが、高校の授業で使っていたので仕方なく捨てずに持ってました(卒業と同時に捨てました)が、この本の中に1問だけ素晴らしい問題があったのです。
名古屋大学の過去問からの改定引用で、光の圧力を求める問題でした。問題の題材もワクワクする(しない人は物理学科には向かないと思います)し、解いていて楽しかったし、高難易度なのに基本を知っていれば解けてしまう、まさに「良問」「名問」と言える問題でした。あの問題がまた見たいなぁと思ってますが、見つけたら紹介します。
少し昔話をする記事を書こうかなぁ。