銀英伝のコミック版の3巻を本屋で見つけました。2巻は電子書籍で買ったので今回もそうしようとKindle版を探したらKindle版は9/2発売だったので本屋で紙版を購入しました。
- 作者: 藤崎竜,田中芳樹
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/08/19
- メディア: コミック
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今回は主にヤン側を主眼にしつつも第6次イゼルローン攻略戦が舞台で、ラインハルトとヤンがどちらも出撃しますのでお互いの戦いが目まぐるしく描かれ、全体を通してかなりスピード感のある部分と、過去のエピソードの緩やかな部分が心地よく切り替わる展開です。
ラインハルト vs ワイドボーン
ヤンの士官学校時代に首席で卒業した秀才ワイドボーンがラインハルトと戦うシーンが描かれています。ヤンに士官学校時代に戦術シミュレーションで敗れたことがある点を引きずって、その時に感じた違和感を敵であるラインハルトに感じています。
同盟軍の中では優秀な軍人のようでしたが、ラインハルトには及ばず。ラインハルトには物足りない相手と思われたようです。
ワイドボーンの最期の描かれ方が今までなかったように思います。ヤンの引き立て役みたいなキャラでしたが、今回の話を読んでワイドボーンが少し好きになりました。
ラインハルト vs ヤン
そして真打ち同士の最初の激突。ただ、この時のヤンには全軍の指揮権はなく参謀として作戦案を立案するにとどまります。
ラインハルトの行動を正確に読み取り、勢いづくラインハルトに手痛いダメージを与えます。ヤンの作戦を最大限生かしきれない軍上層部のおかげでラインハルトはすんでのところで戦場を離脱。
ヤンに指揮権があれば、と思わずにはいられないエピソードです。
フレデリカ
ヤンの副官として数多の戦場をヤンと共にし、ヤンと結婚し、ヤン亡き後はその意志を継ぎイゼルローン共和政府の首席として民主主義のために戦う女性です。
エル・ファシルでヤンの脱出劇のおかげで助けられ次第、ヤンのファンになってしまったという少々危ない感じ。父親にヤンのサインをもらってくるように頼み込む始末。
これはもう読んでもらうしかありません。
ホーランド少将
誰?
とか一瞬思って調べてみました。本編では出てこないで、外伝のみで出てくる人でした。なんかすごい人に描かれていますので、こちらも読んでもらうのが一番です。
まとめ
1巻、2巻は主にラインハルト側を描いていましたが、3巻はヤン側を主体に帝国と同盟がそれぞれ描かれていくので、ようやく銀英伝らしさが出てきたように思います。
今回のMVPはワイドボーンとフレデリカに決定。
( ̄^ ̄)ゞ