Narrateur de Jeu

Peace cannot be kept by force. It can only be achieved by understanding.

エド・フォース・ワンを見るための実践的な滑走路運用の予測と観測ポイントを包括的にまとめた考察

アイアン・メイデンというバンドが日本で公演を行うために、メンバーが自らジャンボを操縦して世界を回るというスケールが桁違いな話があることはすでに何度か書きました。

tomohiko37-i.hatenablog.jp

アイアン・メイデンそのものについては、id:homuhomuHiro さんのブログが詳しいのでそちらをご覧いただくとして、どうやら今月の4/19,20あたりにやってくる「エド・フォース・ワン」を見るための実践的な考察をしたいと思います。

珍しく人様の役に立ちそうな航空機ネタ。

4/19

ちなみに4月19日と言えばラブライブ!のスクールアイドルμ'sの最大の功労者と信じて疑わない1年生、西木野真姫の誕生日であるとともに、ワタクシの誕生日でもあるわけです。

同じ日、というのが重要。

RJTT or RJAA ?

さて最初の問題はどこの空港に来るかです。こればっかりはアイアン・メイデンの方々に聞かなきゃわからないので、最初から推測で申し訳ありませんが、羽田か成田のどちらかに来るものとして話を進めます。

羽田だとしよう

場合分け。まず、羽田にきた場合。基本的な羽田空港の滑走路運用を理解しておく必要があります。

tomohiko37-i.hatenablog.jp

tomohiko37-i.hatenablog.jp

まあ割とよくまとめたもんだと自負している記事ですが、本気で書くと本が1冊かけてしまうくらいの分量なので程よく割愛しています。基本的なことを理解するには問題ありません。

滑走路運用を把握する

最初に押さえておく必要があるのは、その時の滑走路運用です。羽田空港がある東京都大田区はその面積の3分の1が羽田空港のくせに23区で一番広いなどとのたもうておりますが、冬場はほぼ北風です。

この春の時期が読めません。結構頻繁に南風運用です。また、その時々で運用が変わりますので自宅を出る前に北風運用であっても、ついたら南風運用になっていて、撮影していたらまた北風運用に変わった、なんてことはよくあります。

どこから来て、どこへ行く

とりあえず公式サイトを見ました。

ironmaiden.com

これによると日本の公演が4/20,21で、その前はロサンゼルスですね。となるとLAXから飛ぶのかもしれませんが、何れにしてもアメリカから来ることになります。

北ウィングの様子。

そして日本の次は北京ですね。となると日本から飛ぶときも北ウィングです。

一般的な予測

北風運用の場合、北から来て北に飛んでいくのであれば、基本的な滑走路運用としては上記の理論編の記事に書きましたが、第2ターミナルの目の前にあるC滑走路です。

着陸も離陸も。

なのでANAの領土である第2ターミナルの展望デッキへ行くとエド・フォース・ワンが着陸してくるのが見れて、公演が終わった翌日か翌々日あたりに同じ滑走路から離陸していくことが予想できます。

南風運用の場合、遠くD滑走路に着陸してC滑走路から飛んでいくのが標準的なパターンです。

ただし確定ではない

後から文句を言われても困るので程よく逃げておくと、確定ではありません。特に着陸。

先日のBB-8がロサンゼルスから来た時は南風運用でしたが、B滑走路に降りてきました。

本来ならD滑走路ですね。同じように北からのミュンヘンなどから戻ってくるR2-D2も北風運用の時にA滑走路とC滑走路に来る場合があり、予測するのは困難です。

いずれもミュンヘンからの便ですが、その時によって着陸が異なります。

ならば負けない戦いを

愛読書「銀河英雄伝説」で主人公のヤン・ウェンリーが「不敗」であったように勝てなくても負けない戦いはできます。

その一つは国際線ターミナルの展望デッキに行くことです。ここなら国際線が着陸後に必ず近くへやってきます。入国審査や税関の関係で第1,2ターミナルからは入国できないので国際線に来ます。

ところが落とし穴もあります。

この図のように羽田の国際線ターミナルは数年前に拡張されたのですが、拡張部分にあるスポットに入る機体が多いです。

エミレーツカタール、アメリカン、ユナイテッド、大韓航空などは最近みんな拡張部分に入って見れません。特に夜が多いですけど。

展望デッキ下はやはりJALANAが多い。まあ仕方ありません日本の空港ですから。

ただし、話題の機体などだと真下に来るのではないかと思います。メディアなども来ますしね。C滑走路に降りて、かつ上の見えない部分に来た場合、国際線ターミナルからだと、

こんなくらいです。これでも400mmの望遠レンズを使っているので、iPhoneとかだと小さくしか撮れないでしょう。まあ姿を見ることはできます。

ですが、諦めるのは早くて出発の時は国際線ターミナルの展望デッキの目の前を通ることが多いです。北風運用であればC滑走路を南から北へ飛びますから、

目の前をこんな感じで通過すると思います。反対側の第1ターミナルから見るという手もありますが、それほど変わらないでしょう。

見えないところに入ったら諦めるしかありません。

いつ決まるのか

着陸の滑走路が決まるのはいつなのでしょうか?それは航空管制の問題でもありますが、基本的にパイロットが空港の管制官へ着陸をリクエストして管制官からOKが出れば着陸できます。

厳密には少し前からこっちの滑走路に着陸せいよ、と支持があるはずなんです。それを無線で聞いていればどこに降りるのかわかります。

私も航空無線を聞くためのレシーバーは持っていますが、実際はこれで着陸の滑走路を知ってもその段階でターミナル間の移動は間に合いません。

仮に間に合ってもエド・フォース・ワンのような話題の機体が来る時はデッキに人がたくさんいるのでよく見える場所は空いてません。

先読みをして事前にロケハンしておくのが大切ですね。

結論

羽田なら国際線ターミナルの展望デッキが一番可能性が高いです。うまくいけば目の前に着陸します。あとは第1ターミナルの展望デッキでもほぼ同じで、ここで見た後にスポットインしたら国際線ターミナルに移動するという手もあります。

2タミで待ち構えるのは賭けですが、当たれば国際線と1タミにいる人たちに先んじて着陸が見れます。ただし、何れにしても着陸したあとは国際線ターミナルの方へ移動するので、自分も移動を余儀なくされるでしょう。

成田では

長くなりましたが成田の場合です。

成田では第1ターミナルと第2ターミナルの展望デッキがありますが、ほぼ撮影は第2ターミナルで行います。

2タミの展望デッキは小さいです。B滑走路へ降りる機体が見れますが、主要な機体は多くがA滑走路に降ります。滑走路が長いですからね。

成田の場合は1タミに来てしまうと2タミ側は影も形も見れませんし、逆もまた然り。完全に賭けです。1タミで待ち構えて目の前に来てくれることを祈るしかありません。

総括

結局のところ確定情報はないわけですから読みが当たるかどうかになるわけです。飛来する時間も関係しますしね。混雑時とかだとまた変わってきます。

そんなわけで私の予想。

到着は、

  • 北風運用。
  • 羽田に来る。
  • 意に反してA滑走路(34L)に降りる。
  • 国際線ターミナルの展望デッキの真下に来る。

出発は、

ということで、実際に来た時に検証してみましょう。Twitterのフォロワーさんの中で撮影する方がきっといると思います。