前回の記事。
Day Oneというアプリの話が続きます。バージョンアップして1週間ほど経過しましたので使ってみてわかったことなど少しまとめます。
旧バージョンからの移行
最初、前バージョンのアプリからデータが移行できずに悩みました。設定を見てもそれらしいものはないし、AppStoreのレビューとかではみんなやってるみたいだし。
初回起動時に聞かれていた
実は答えは簡単。初回起動時に新しいバージョンの説明が出てきていて、その中の一つに旧バージョンからデータを移行するか聞く画面があったのですが、勢いで飛ばしてしまっていました。
一旦アプリを削除して再度ダウンロードすることで再び聞かれるようになったので、無事移行ができました。
データの同期
今回のバージョンアップの一番の変更点。
公式サイトに詳細が書いてあります。英語なので敬遠しがちですが、翻訳サイトなど使わずとも多少は意味がわかるかと思います。
Private-key Encryption のところに以下のように書かれています。
In 2016, we will develop and provide full private-key encryption on the server in our 2.1 release for iOS and Mac apps by May 2016. Our encryption features will utilize the user’s private key to encrypt all entries before they reach the server. In short, the server will have no access to the user’s unencrypted data. Neither iCloud nor Dropbox currently provide this level of security, thus making Day One Sync even more secure than these other sync/backup methods. (http://dayoneapp.com/sync/ より)
要点をまとめると、
- プライベートキーを使った暗号化ができるバージョン2.1を2016年5月にリリースする。
- サーバに到達する前に暗号化する。
- 現在のiCloudもDropboxもこのレベルのセキュリティを提供していない。
という感じです。さらに公式サイトを読み進めるとDay One SyncはAWSで実装されていることがわかります。
つまり、今回dropboxやiCloudをやめて独自のサーバでデータ同期をするように変更したのはよりセキュリティを高めるため、と理解しました。
プライベートなデータになりますのでセキュリティが高まるのはありがたいことと言えるでしょう。
複数枚の画像
次の大きな改変は画像の複数枚添付です。これまでのDay Oneではひとつの投稿に対して1枚だけ画像の添付が可能でした。複数枚添付できることで投稿する記事の内容により幅が出たと言えるのではないかと思います。
画像は1投稿あたり10枚までです。
プログラムの記述バグの修正
世界中のDay Oneユーザのどの程度が喜ぶ話かわかりませんが、前バージョンだとプログラムを書いた時に#
の文字が変に解釈されて正常な表示ができませんでした。
従来の表示です。これが、新しくなると、
のように変わります。これは大変嬉しい改善です。これで実質的にコードはすべてかけるといっていい状態になりました。
すべてをDay Oneへ
これでやりたいことは全部Day Oneでできるようになりました。今回のアップデートは神アップデートと言えると思います。
Mac版の方もMacBook ProとAirで準備しましたし、どこで書いても同期される環境ができました。これでEvernoteは卒業できるかもしれませんね。