Rakontanto de ludo

Peace cannot be kept by force. It can only be achieved by understanding.

ドラマ「ランウェイ24」第2話Review

Peachと関空がたくさん出てくるドラマ「ランウェイ24」の第2話です。少し展開が早いのと、情景描写が作り込めてないあたりは1回が30分という枠で描く宿命かもしれません。

今更ですが、ネタバレしてるので見てない方やこれから見るよ、という方はご注意ください。

航空関係のドラマとしては深田恭子さんが管制官役を演じた「TOKYOエアポート」や堀北真希さんがANAの新人パイロットを演じた「ミス・パイロット」、さらには上戸彩さんがJALのCAさんを演じた「アテンション・プリーズ」、同じくPeachを題材にしてチェリーというLCCを描いた竹内結子さん主演の「チープフライト」などは名作です。過去には鈴木杏樹さんが成田の管制官を演じた「新空港物語」なども面白かったです。

案外、航空系のドラマは多いのですが、その中でも今作は少し見劣りする部分はあるものの、決してつまらなくはないと思います。

今回のテーマはディスパッチャー

前話のラストで中途入社してきた副操縦士の香月が、自分の歓迎会に欠席。始める前に誰か気づけよ、という気もしますが、みんなが気づくのは機長が乾杯の挨拶をしてから。大丈夫か?

そんな香月は機長の新開とともに関空発成田行きの便に乗務。前回もこの便が出てきましたね。行き先が成田ですし、短い路線ですし、ドラマの題材には悪くないのかもしれません。

成田上空が悪天候のため、地上にいるディスパッチャーである島崎からエアターンバック(引き返し)の提案がきます。機長の新開はその提案に従って関空への引き返しを決定。会社に戻ってきたパイロットたちがディスパッチャーの島崎とフライトを振り返っている時、副操縦士の香月が引き返しに異議を唱えるつもりはないが、なんで引き返しを提案してきたのか質問します。

しかし、島崎は香月の質問を無視して会議の場を出て行ってしまいます。説明の必要はない、とでも言いたげな様子で関空の第2ターミナルの各所でのんびり空を見上げている島崎に香月は絡みます。

それでも取り合わない島崎に香月はキレてしまいます。そりゃそうだ。今回はディスパッチャーの島崎が悪い。

その関係に桃子(主役)も気にかけていますがどうにもならず。そのまま新開と桃子は成田行きの便のためのブリーフィングを行います。その場には島崎と香月も参加。香月は控えの立場なので参加しますが、またまた天候が荒れそうなので燃料をもう少し積んでおく方が良いのではないか、と提案するのですが島崎はまた無視。

香月は完全に頭にきた、という感じで「なんなんだよ!この会社は」と捨て台詞を吐いていなくなります。うん。これは島崎が悪い。互いにコミュニケーションをとることは重要。それを一方的に拒否してる島崎がダメ。

悶々とした思いを抱いたまま離陸する桃子。今回はとりあえず目的地は着陸には問題ない天候。しかし、問題が発生します。

機内で急病人が発生。倒れてしまいます。騒然となる機内。CAさんたちも駆け寄ります。緊急事態はコックピットにも連絡されます。

都合よく医者が乗ってました。医者ならJALやANAのファーストクラスとか使わんの?という気もしますが、乗っていたのは幸い。その診断によれば心筋梗塞の可能性があり、1秒でも早く着陸して搬送が必要とのこと。

機長の新開は迷わずメディカル・エマージェンシーを宣言。関空への引き返しと緊急着陸の要請をします。ところが関空はゲリラ豪雨で着陸が困難。伊丹空港へのダイバートを提案する桃子。

しかし、ディスパッチャーの島崎はそのまま関空への着陸を指示します。そりゃ無理でしょ、と桃子が文句を言いますが新開は指示に従って関空への着陸を決断します。

訝しむ桃子に、機長の新開曰く「ボーッとしているようで天気を読んでる」と島崎のことを説明します。周囲の人とも距離を取るのも冷静な判断を下すためだ、と。

しかし、事態は次々と急変。今度は島崎の方から「ちょっと待て!」の指示。天気がからに急変してさっき指示した方向からは降りられないと。

桃子はやっぱり伊丹へ行こうと提案しますが、島崎は悩んだ末に滑走路の反対方向からの着陸を指示。マジかよ、と島崎を信じて関空へ向かうパイロットたち。島崎のヨミが当たって着陸間際で天候が回復。無事着陸します。

「おかえり」と一人呟く島崎。少しだけ表情が緩みます。

急病人も無事に搬送されてこと無きを得ます。一件落着ですが、香月はその様子を見ていて「俺は認めないからな」と島崎のやり方にはあくまで異議を唱える模様。

しばらく香月のツンツンした性格は桃子を悩ませそうな感じです。

チェインストーリー第2.5話

ジムで恋人と仲良く汗を流すシーンで様々なことを語り合う二人。今回は桃子が筋トレをしてもどのトレーニングが体のどの部分に効果があるのかよくわからん、と嘆いたことに彼氏の方が「そりゃアカン」と疑問を呈する話。

メンドクサイ彼氏だな。

桃子も同じことを思った様子。飛行機の整備と同じだろ、と言われて「はぁ?」的な反応をするものの結局は丸め込まれてしまう。

「島崎っていうムカつくディスパッチャーがいるんよ、今度一回シメなきゃアカンな」とか話すなら面白いんですけどね。

なんで深夜帯なのか

このドラマ、なんで深夜放送なんですかね。家族で見てるので、お茶の間が凍りつくようなシーンが出てこないかヒヤヒヤしてます。