blog.tmp.tokyo

No Promises Await at Journey's End

消えゆくジャンボに想いを馳せて

今回はちょっとしたエッセイ?回です。

Yahoo! NEWSでジャンボが少なくなって最新鋭の機種にリプレイスされていく近年、みたいな記事を読んで少しアンニュイな気分になりましたので想いを綴ろうかと。

まあ私は787の信者なので787だけあれば特に問題はないのですが。

すいません。

大きい飛行機を見ると「ジャンボ!」という人は多く、空港の展望デッキでも777とかを指差してジャンボだと言っておられる方もたくさんいらっしゃいます。

言うまでもなくジャンボとはアメリカのボーイング社の開発したBoeing 747の愛称です。ちなみにボーイングの機体に愛称があるのはこの「ジャンボ」と787の「ドリームライナー」だけです。

ドリームライナーの方は定着しているとは言えませんが。

ちなみに脱線ついでにお話しすると、私も適当に使っていますが、Boeing 777のことを「トリプルセブン」と呼んでますが、あれはANAの登録商標です。

これはトリプルセブンです。

ところがこれはJALの777なのでトリプルセブンではありません。まあみんなトリプルセブンと言ってますが。

さて、本題です。

JALとANAが既に退役させている機体で、日本では貨物機と政府専用機しか残っていませんが、その政府専用機も最近次の新しいのが千歳基地に来ましたね。

日本の空からジャンボが消える!

と言う方も多いのですが、成田や関空に行けば普通に見れます。海外のエアラインのが来てますし。

それでも世界のエアラインでもジャンボを退役させて新しい機体に置き換えていく動きは増えて来ています。もともと、日本などから欧米まで行くときに途中で給油などしていかないと行けなかったのです。そのためにアラスカのアンカレッジが経由地として栄えて、日本から欧米へ行くときはアンカレッジ経由というのが流行ったのですが、近年は777や787のように一回飛べば地球の裏側まで行けるんじゃないかと言う程度に航続距離を伸ばした上に、燃費も良い機体が増えてきてエンジンの4つある「四発機」から2つの「双発機」へと主役の座を移しつつあります。

否、すでに主役は双発機です。

そんな時代になり、私は787の空なる活躍を期待していますが、それでも長年活躍したジャンボがだんだんと減って行くのを目の当たりにするのは悲しいものもあります。

ANAがジャンボを退役させた頃、買ったアイテムがあります。

キーホルダーなのですが、ガラス製です。なんのガラスかというと本物のジャンボで使われていた窓ガラスです。航空機の窓は3枚のガラス構造になっており、その一番外側のガラスをアウターペインと言いますが、そのアウターペインを削って垂直尾翼の形にしたものがこのキーホルダーです。

サイズ感を出すためにモデルの登場。普段は箱にしまってあるのですが、最初に書いた通りYahooのニュースを見て久々に眺めたくなって出してきました。

このガラスも飛行機の一部だった頃は沢山のお客さんを乗せて世界中を飛び回っていたことがあるのかと思うと感慨深いものがあります。

飛行機の一部だったもの、を使ったグッズは時々ANAとかが販売していて、もう一つ持っているものがあるのですが、そのお話はまた今度。