blog.tmp.tokyo

No Promises Await at Journey's End

真・三國無双8プレイ日記(48)

入門編の三国志の本

今回は直接的に三國無双8の話ではありません。間接的に三國無双につながります。書籍のお話です。

こんな本を読んでみました。なぜ突然読み始めたのかと言うと、真・三國無双8の公式Twitterアカウントで紹介されていたからです。

twitter.com

公式アカウントは先日までやっていたフォトコンテストの参加条件なのでフォローしています。まあ、最新情報が欲しいので元からフォローしていましたが。(厳密にはコーエーテクモの公式アカウントが紹介していたのを、三國無双8の公式アカウントがリツイートしていたのを見たのですが)

三国志 その終わりと始まり (サンエイ新書)

三国志 その終わりと始まり (サンエイ新書)

読みやすさ

おそらく著者の文才によるものだと思いますが、文章がとても読みやすいのです。三国志はどうしても中国の人名・地名が登場するため、漢字が難しくなり、必然的に読むのが難しい文章になりがちです。

それをとてもわかりやすく、読みやすい文章で書かれています。かと言って書かれている内容が表面的な薄っぺらい内容かと言うとそんなことはなく、がっつり三国志の内容を学べます。

主な内容

ポイントとしては以下のような感じです。

  • 秦の始皇帝の話から始まる。
  • 項羽と劉邦のあたりを経由する。
  • 史実と三国志演義の存在を明確に記述。
  • 三国志は三国時代そのものよりも、三国の建国までのプロセスを重視して書かれている。
  • 貂蝉が出てこない。

まあ貂蝉は三国志演義で出てくる架空の女性なので仕方ありません。呂布が董卓の侍女と通じていた、という一文が出てきます。三国志演義ではこの侍女が貂蝉になります。

北方版三国志を読み始め

読み終えて三國無双だけでは飽き足らず、三国志の小説を読み始めました。様々な人が書かれていますが、今回は北方謙三著の三国志を読むことにしました。

三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)

三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)

この人、以前にも「水滸伝」で紹介しましたが熱い物語を書く人です。実際の原作や史実にない要素を追加してきますが、物語が圧倒的に面白くなる人です。

水滸伝から続く「楊令伝」も読んでいる最中ですが、本当に面白い歴史小説を書かれます。

第1巻は、劉備と関羽・張飛の出会いから曹操が黄巾の乱に出撃して決定打が出せないところに劉備・関羽・張飛の率いる少数精鋭の部隊が現れて曹操を驚かせるあたり、そして孫堅などが出てくる最初から出し惜しみのない内容で始まります。

ゲームから史実・小説へ。そしてまたゲームへ。面白い時代になったものです。