関空遠征 3 日目にして最終日。
昨日は終日撮影してて疲れたのでホテルに帰ってきてから少し一休みしてから写真の整理,ブログ更新しようと思ってベッドにゴロンとなっていたら夜中に目が覚めました。典型的なパターンですね。夜中に写真を整理し始めて,明け方寝たら起きたのが 9 時頃でした。それからシャワーを浴びてホテルをチェックアウトして電車に乗って関空まできたら 10:30 を過ぎていました。
今日は 19:00 発の成田行きの飛行機に乗るため夕方には第 2 ターミナルへ向かう必要があります。それまでは写真を撮ろうかと思っていたのですが,エアロプラザの休憩コーナーで MacBook Air を広げていろいろメールをチェックしたりしていたら昼過ぎになってしまったためブログの更新までやってしまおうかと思い,写真撮影は時間があったら,ということにしようと思います。
2017 年 4 月 30 日(日)
まずは昨日の様子を。昨日も朝から関空へ行きました。ホテルからは電車で2駅です。
駅まで〜朝食タイム
南海電鉄の空港線というのに乗ればすぐです。時期がG.W.ということもあるのか、電車は結構混んでます。ほとんどが外国人観光客。やはり旅行者が多いですね。
朝食がまだだったので第1ターミナルの3階にある「鎌倉パスタ」というお店に入りました。大阪に来て鎌倉というのも不思議なものですが、空いていたのでこのお店にしました。
朝10時頃でしたが,モーニングしかありません。関空限定のモーニングとあったのでこれにしてみました。
展望ホール SkyView にて
そして朝食を済ませた後は展望ホールへ。関空はこの建物を見ていただくとわかる通り,羽田や成田のような屋上に展望デッキがないので,専用の展望ホールという建物に行く必要があります。
G.W. のためか出発便が混雑していました。途中から風向きが変わって逆方向からの離陸になりましたが,それでも以下の通り。
渋滞しています。やはり出国ラッシュですね。
RWY/06R からの離陸
午前中,最初は 06R からの離陸でした。すなわち関空の南側から北側に向かって離陸する感じです。
フィンランドの FINNAIR です。A330 の離陸が美しい。
天気もよく,絶好の撮影日和です。
Peach の機体も次々離陸します。これは何かペイントがしてありますね。RUNE…と。
RWY/24L の離陸に変更
途中から滑走路運用が変更になり,展望ホール近くの 24L から離陸です。
これが見れました。前回の記事で第 2 ターミナルの駐車場に停まっていたピンクのビートルを紹介しましたが,機体にペイントされているのがこの機体です。機体の前方部の白いところに坂を降りているビートルが描かれています。この辺が非常にセンスいいと思うのですね。Peach のデザインはどれも非常に素敵なのでいつか特別塗装機のまとめをしたいところです。
珍しいエンジンが 3 つの機体。McDonnell Douglas MD-11F という機体です。マクドネル・ダグラスというメーカーの飛行機なのですが,今は貨物便で使われる機体ばかりですね。以前は日本の航空会社も利用していましたが。垂直尾翼のところに 3 つ目のエンジンがあるのが特徴です。
Peach に続き日本発の LCC として活躍しているバニラエアです。Peach がピンクなのに対してこちらは黄色の機体が特徴です。関空に就航したのはつい最近です。
タイ航空のジャンボ。これは iPhone で撮影したものです。手持ちのレンズは 100-400mm のレンズなのでジャンボクラスの機体が近くに来ると画角に収まりきらないのです。仕方なく iPhone で撮影しました。
こちらも同じ。iPhone です。チャイナエアラインのジャンボ。ただし貨物。
昼頃になり,キャセイパシフィック航空の新型A350XWBが飛来。A350XWB は羽田で何度か撮影していますが,これまで見たことがあるのはエアバスの試験機とシンガポール航空とベトナム航空の A350XWB のみでした。キャセイパシフィック航空の A350XWB は関空に就航していたので見たいと思っていたところでした。
見る角度によって主翼の先端のウィングレットの反り具合が変わって見える不思議な形が好きです。午前中の撮影はこれで終了。
お昼ご飯
飛来する機体が落ち着いたところでお昼ご飯です。展望ホールの3階に「コンコルド」というレストランがあります。
1994年に関空へコンコルドが飛来したのがきっかけでできた場所のようです。
中にはコンコルドの形をしたテーブルもあります。
体験機内食というのを食べました。お値段は2,000円。結構高いですね。まあ機内食なんて国際線に乗らないと食べられないのでたまには良いでしょう。
コンコルドに関する写真や模型の展示もあります。コンコルド好きにはたまらない場所です。
まさかの RWY/24L の着陸
午後,再び展望ホールの 5 階へ行きました。
先ほどの 3 発機がまた見れたので撮影していたらジェットスターの機体が突如やってきました。あれ?っと思った時にはすでに遅く着陸しました。ずっと 24L からは離陸ばかりだったのですが,ここへ着陸して来る機体が来たのです。昨年の G.W. に来た時に Twitter のフォロワーさんと一緒に撮影した際に教えてもらったのですが,この 24L の着陸は今は非常に珍しいとのこと。私が過去に関空に来ていた頃は頻繁に見れたのですけどね。
この 24L の着陸は「The 関空」とも言うべきアングルで,連絡橋をバックに着陸機を撮影する関空ならではの絵が撮れる非常に貴重な着陸なのです。FlightRadar24 をにらめっこしていたら何機か 24L にやってきそうです。同業者の方々も集まって来ました。だいたいみんな手にしている情報は一緒ですね。
来ました。ティーウェイ航空。韓国の LCC です。このアングルです。これが撮りたかったのですよ。
続けてエアチャイナ。ちょっと後ろのビルに被りましたが。
そして衝撃の事実。ホノルルから帰って来た JAL の 787 が 24L に来ました。この The 関空のアングルで 787 だけは撮ったことがなかったのです。レア中のレアなタイミングを逃すまいと早めにシャッターを切り始め。同乗者の方々のどタマが。
撮影成功!前に 2 機来てくれていたので撮影のタイミングや焦点距離など感覚をつかめました。いきなり 787 だったら撮り逃したかもしれません。この日のベストショットはこれに決まり。またいつ撮れるかわからない写真です。
一応ランディングの瞬間も逃さずゲット。
特別な塗装の機体
先ほどの JAL の 787 を撮影して燃え尽きた感があったので,これで帰ろうかと思ったのですがまだまだ撮りたいものが来ます。そのひとつがこれ。SKYTEAM 塗装の機体です。以前も書いたと思いますが世界 3 大アライアンス(航空連合)である「スターアライアンス」「ワンワールド」「スカイチーム」のひとつです。台湾のチャイナエアラインの機体ですが SKYTEAM 塗装になっています。
ちなみにマニアの間では「スタアラ」「ワンワ」「スカチー」と呼ばれております。そのためこの機体は「スカチー塗装」というわけです。
ずいぶんと古臭い塗装の機体が来たな,と思って中国かどっかの時代遅れっぽい会社のかと思ったらちゃっかり「JTA」の文字が。日本トランスオーシャン航空です。バリッバリの日本の航空会社です。調べてみたら JTA が以前「南西航空」という名前だった頃の塗装を復刻版で塗装して運航しているそうです。SWAL ジェットというそうです。
最後の大物
この日の最後の獲物はタイ航空の A380 です。成田にも来ていると思いますが,関空には現在これだけです。夕方来るのは昨日リサーチしていたので,一旦ターミナルに戻って 2 時間ほど休憩してから再び展望ホールにやって来て 17:40 の到着を待ちました。日が長くなって来ていたのでなんとか撮影できました。
着陸は先ほどの 24L ではなく 24R です。遠いのですが被写体が規格外に大きいのでこのくらいには撮影できます。A380 はすでに何度か書いていますが,現在運航している旅客機の中では最大サイズで前から後ろまで総二階建の機体です。ボーイングのジャンボこと 747 が前方部だけ二階なのに対抗して総二階建てにしているのですね。そして,再来年くらいにはなんと ANA がこの機体を導入します。成田からハワイへ行く便で使用されます。
着陸後,しばらくして展望ホールの近くのスポットまで移動して来ます。
やはり圧倒的なサイズです。この日はここで紹介した以外にもたくさん撮影しているのでネタにつまったらまた紹介記事を書きます。