狩猟編纂室

Peace cannot be kept by force. It can only be achieved by understanding.

ファイアブランドの儀式 〜 SF2R #002

サガフロンティア2の話です。

年代順に出来事を書くという方法もあるのですが、それならゲーム内の年表を貼ればいいし、なんならゲームプレイした方がいいまであります。

あくまで特定のキーワードなどを取り上げて自分なりの考察などを交えて紹介していければと思います。




あと画像も基本は貼りません。モンハンのハンタープロフィールは貼ります。ものによります。



今回は「ファイアブランドの儀式」について。

主人公ギュスターヴの生まれた国はフィニー王国というところです。父親ギュスターヴ12世と母親ソフィーの間に生まれたギュスターヴは父の名を与えられて13世となります。

フィニー王国では7歳になると「ファイアブランドの儀式」という儀式に臨み、アニマの存在を示して王家の人間であることを民に知らしめます。

ファイアブランドというのはフィニー王家に代々伝わる炎のクヴェルです。クヴェルとは先行文明の遺物とされて無限のアニマを有するレアなアイテムです。



儀式を子供のうちに行うのは、大人になるとアニマが多くなってファイアブランドの力が多く出てしまって儀式に臨んだ人たちが燃えてしまうからだそうです。

・・・と、誰か言ってました。酒場のおじいさんだっかかな。

ギュスターヴは7歳になった年にファイアブランドの儀式に臨みます。しかし、儀式は失敗。原因はギュスターヴにアニマが宿っていないためです。だから術が使えません。

フィニー王家にとって儀式に失敗するなど言語道断。アニマを宿しておらず、術が使えないとかダメ、絶対!という世の中です。ギュスターヴは王宮を追放されてしまいます。

ここまでが前回の記事の内容でした。



そこからギュスターヴの人生はいろいろあり、他国への亡命などをして暮らすのですが、それはまた別のお話。20年後に再びフィニー王国のある東大陸へ戻ってきた時は父親が亡くなった後でした。

ギュスターヴが戻ってきて数年後、再会した弟のフィリップがフィニー王国の正統な王であることを示すためにファイアブランドの儀式に挑戦します。大人になってからの儀式は危険を伴うため、これまで何人かが失敗して燃え尽きてしまっているとのこと。

フィリップは儀式を執り行うも、見事に失敗。幸いなことに燃え尽きることはありませんでしたが、かなりの怪我をしてしまったようです。兄であるギュスターヴに、あと5年待てと言われます。そうすればフィリップの子供が7歳になるため儀式を執り行えると。

フィリップは兄の言葉を受け入れて子供の成長を見守ることになります。



そして、フィリップ2世、つまりギュスターヴの弟のフィリップの子供が7歳になった年にファイアブランドの儀式が三度執り行われます。

叔父のギュスターヴが失敗し、父親のフィリップも失敗。子供のフィリップ2世は・・・。



無事に成功します。



しかし、儀式がうまく行ったその瞬間、何者かに暗殺されてしまいます。ギュスターヴが暗殺者を取り押さえて問いただすと「ギュスターヴに依頼された」と言います。しかし、ギュスターヴはそんなことはしておらず、さらに問いただそうとするところを怒りに我を忘れたフィリップがファイアブランドを手にして自らが燃えながら暗殺者を焼き尽くしてしまいます。

フィリップはそのままドラゴンへと姿を変え、息子の亡骸を持って姿を消してしまいます。



ギュスターヴにアニマが宿らなかったことでフィニー王家はすべてが狂い始めます。父であるギュスターヴ12世は妻であるソフィーとは別れることとなり、その後、側室なのか王妃となった女性なのかわかりませんが別の女性との間に息子を授かっています。

それがギュスターヴ14世です。

ギュスターヴ(13世)が20年後に戻ってきた時にバケットヒルという場所で戦うことになる義理の弟です。亡き父の後に国王となり、ギュスターヴ(13世)と戦うあたり、このファイアブランドの儀式は成功させていると考えるのが妥当です。

しかし、ギュスターヴ(13世)によって撃たれたので、その後フィニーを統治したフィリップとその子供が儀式に臨むことになります。

母親のソフィーはギュスターヴが亡命生活中に病死しており、その後に父親も亡くなるのでフィニー王家はギュスターヴ自身と妹のマリーが残るのみです。



ゲームはフィリップ2世が暗殺されるところまでで止まっており、もう一人の主人公であるウィルの方の話に移ってるので、続きを見れるのはもう少し先なのです。

過去にプレイしたのでストーリーとかは見たはずなんですが記憶にありません。見れば思い出すかもしれませんが。ただ、逆に言えば新鮮な気持ちで見ることができるので楽しみでもあります。

厳しい状況が次から次へと舞い降りてくるギュスターヴの周辺で、次はどんな展開が待つのか今から気になります。