序。
ペルソナシリーズを開発しているアトラスの新作「メタファー」の体験版が配信されています。体験版ではありますが、5時間くらいプレイできるかなりガッツリの内容です。そのまま製品版へもデータの引き継ぎができるので安心してプレイしておきましょう。
ストーリーも序盤からかなり飛ばしてくる印象で、さすがにペルソナシリーズを生み出した会社の作品だと感じるものでした。
GOOD
お洒落なUI
とにかく画面のUIがセンスの塊です。見ていてカッコいい。動かしてみるとオシャレな感じ。そのあたりはペルソナ5の時と同じ印象です。
ただ、使いやすいかというとそこは慣れや人それぞれあると思うので一概には言えませんが、私は個人的に使いやすいとは思いませんでした。見た目はかっこいいけど実用的なデザインではない気がします。
ただ、ゲームなので見た目がかっこいい方がインパクトもあるし、ワクワクするのでUIに関してはGOODに入れました。必ずしもゲームのUIデザインは利便性が優先されなくてもいい気がしてきました。
ストーリー
さすがにP5Rのようなオープニングで逮捕、という衝撃はないものの、それなりに引き込まれるストーリーが体験版の中で展開されていくため製品版が非常に気になります。
さすがはアトラスです。
物語はファンタジー世界が舞台となります。主人公が故郷である「特命」を受けて妖精のガリカと共に王都へ向かうところから始まります。
主人公たちの目的は王都にいる仲間に事情を伝えて協力関係を構築して王都の中心人物である「ルイ」を討つことにあります。その中で様々なキャラクターと知り合い、共闘していくという流れです。
戦闘システム
戦闘はアクション的な部分とコマンド選択式が選べるようになっています。雑魚敵などはアクションでバッサバッサと倒して先へ進んでいき、少し強めな敵とはアクションでダメージを入れておいてコマンド選択式へ移行、という流れになりそうです。
全体的に戦闘のテンポもよく、カットインとかかっこいい部分も多いので長いダンジョンでの戦闘も飽きることなく進められるように思います。
BAD
良くも悪くもP5R
気になったところとしては、システム面が「ペルソナ」だということです。別に悪いわけじゃないんですが、P5Rで散々やり尽くしたシステムなので、ある意味先の展開が読めてしまうんですよね。
日付システム
ペルソナと同じように日付で縛られています。期限が決まっていて何月何日までにこのミッションをクリアしなければならない、と。
パーフェクトと言いたいP5Rも唯一このシステムだけは煩わしかったため、引き継がれているのは少し残念です。
主人公の名前
自分で名前をつけます。仲間から名前呼びしてもらえず、字幕を見て初めて自分に向けられた言葉とわかるものもあります。固定の名前で良いので仲間がボイスで呼んでくれた方が個人的には没入感はあります。
ただ、最近だとAIとか音声の合成とかで名前自由につけても呼んでくれたりできないの?という気もしますが。
コープ
これもペルソナ特有の仕組みです。仲間との絆関係が深まっていくごとに主人公が成長します。登場人物が増えると「ああ、きっとこの後にコープがあるな」と読めるのです。
結。
思ったよりもペルソナ感があって安心安定という感じとマンネリ感が混在している印象でした。ストーリーはとても引き込まれる話ではあるので先は気になります。
ただ、ボリュームもそれなりにありそうで製品版の購入は少し検討してから、となるかと思います。