※ネタバレありますので閲覧にはご注意ください。
序。
台風10号の動きが本当によくわからない状態ですね。8/30(金)は出社したのですが、午後の会議が終わった直後に早めの帰宅をして少しだけテレワークとしました。
まだまだ動きがよくわからない感じで週明け以降もどんな天候になるか気になるところなので安全第一で過ごしたいと思います。
日誌。
物語の続きです。本作は「章」が分かれている感じで進むのですが、プレイ中はその区切りがあるわけでもなく普通に物語が進みます。
「あらすじ」をメニュー画面から見てみると新しく章が変わっていた、なんてことがよくあります。章の長さもバラバラで今回の記事の三章については本当にあっという間でしたが、次の四章は結構長かったりと話の区切りごとに章立てを分けているようです。
前回記事までで二章が終わり、今回は三章が始まりますが今回の記事で三章は終わりです。
三章
聖剣伝説シリーズは今回のVISIONS of MANAが初めてですので過去作のストーリーや世界観などは存じ上げませんが、本作では「御子」という役目をフェアリーや大精霊から指名された人がマナの樹という大樹の元へ旅に出て自分の魂を捧げることでマナの循環が活性化して世界を安定させています。
当然ながら魂を捧げた御子はいわゆる「死」を迎えるわけですが、この世界の人々はそれを当たり前と思うどころか御子に指名されることを希望していたり尊いものであると認識しています。
そして、御子を守りながらマナの樹まで連れていく役目を負うのが魂の守り人です。これらは4年に1回選出されて旅が行われていきます。
- 御子
- 火:火の村ティアナのヒナ
- 風:風の谷ロングレンのカリナ
- 月:月の街エテラナのモートレア
- 水:水の都エリスタニアのパルミナ
- 木:現時点で未指名
- 土:(不明)
- 闇:現時点で未指名
- 光:現時点で未指名
- 魂の守り人
- 火の村ティアナのヴァル
8人になる予定らしいのですが、この段階ではまだ半分しか決まっていません。少しイレギュラーな事態もあるようですが。その辺は今後の物語の中で判明してきます。
迷い
光と闇の御子が指名されると水の都エリスタニアにやってくる手筈となっており、合流したらマナの樹へ向かうとのことです。ヴァルたち一行はエリスタニアに滞在しています。
王宮で過ごせるのは御子だけで、魂の守り人は街の宿屋です。扱いに差があるのは仕方ないにせよ、ヴァルはヒナのことが気になって夜に王宮へ忍び込んで会うことにします。
たまたまヒナがテラスに出てきたところへヴァルがやってきてしばし二人で語り合います。そこでヒナは自分の本心をヴァルに話します。
- 本当は魂を捧げることが怖い。
- 本当はヴァルと長生きしておじいちゃん、おばあちゃんになるまで一緒にいたい。
そんな「生」への未練を語るヒナとヴァルの元にオーリンが姿を表します。オーリンは二人に力を貸して欲しいと頼みます。御子が魂を捧げなくていい未来を創る、と。そのためには御子や守り人の力が必要であると。
ヴァルとヒナはオーリンの誘いに乗るかどうかまでは決めきれず、とりあえず話を聞きにいくことにします。
誘惑
御子が魂を捧げることは4年に1回行われ、これまで長い年月の間ずっと行われてきました。
名誉あることではあっても、御子はそこから先の人生がなくなることになるのです。歴代の御子の中にもヒナと同じように恐怖や未練を感じる人が少なからずいたはずです。
オーリンはそんな世界を変えたいと願っています。ヴァルとヒナが桟橋でオーリンと合流して小舟で《レナスの祭壇》へ向かう途中、そんなことを話してくれました。そして、土の御子に選ばれたライザとオーリンの関係も明らかになります。
ライザはヴァルやヒナにとっても大切な同じ村の「姉」のような存在です。そのライザと結婚したというオーリンのことを信じて二人は力を貸すことにします。
喪失
しかし、結果的にオーリンに騙された形になります。オーリンの世界を変えるという行動には偽りはなかったものの、ヴァルのモンスターを石に変えるという能力とヒナの御子としての力を利用したくて誘ったのでした。
オーリンは不思議な儀式を始めてヒナを《魂石》と呼ばれる石に変えてしまいました。その魂石はオーリンが持ち去ってしまい、魂を無くしてしまったヒナはヴァルの腕の中で消えてしまいます。
結。
ヴァルやヒナの想いにつけ込んだ形で二人の力を利用したオーリンでしたが、ヴァルにしてみれば自分の力が大切なヒナを失うきっかけになったことやオーリンの言葉に簡単に騙されてヒナを失ってしまったことに激しい後悔の念を抱きます。
騙したオーリンが一番悪い、と思いますがオーリンにはオーリンのライザを助けて世界を変えるという強い思いがあったのもまた事実です。
オーリンの事情を素直にヴァルたちに話していればまた別の結果もあったのかもしれませんが、それも叶わず交わりかけた二つの想いはひとつになることはなく、永遠に離れたままとなってしまうかのようでした。
正直なところ本作でここまでシリアスな展開が来るとは思っておらず、プレイしていて自分でもショックでした。「ヴァル、お前もう少し慎重にオーリンの誘いを考えろよ」と思わずにもいられませんでしたが、大切な人を守りたいと思っているところにその道が示されてしまうと呆気なく人は誘いに乗るものなのかと妙にリアルな人間の弱さのようなものを感じました。
こんなにも呆気なく人はいなくなるのか、と感じずにはいられない三章の物語。短いエピソードですが、いろいろ考えさせられるところも多く、今後の物語の進行が気になるところです。
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