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No Promises Await at Journey's End

月刊『CGWORLD』vol.296 APRIL 2023

昔から3DCGには興味があって国産のShade3Dの愛用者(最近は単なるソフトウェア保持者)なので以前は定期的に購入していましたが、最近はすっかりご無沙汰です。

最新号には「ゲームのアニメーション」という特集があります。ウマ娘とかポケモンSVとか最近のゲームに関するCGのネタが載ってるのですが、この中に我らが『モンスターハンターライズ:サンブレイク』も掲載されております。

電子書籍でも良かったのですが、書店で紙の雑誌を買ってきました。情報を得るのが目的なので紙か電子かはさほど重要ではありません。目的にもなりません。

お目当てのサンブレイクの記事を熟読。数ページしかない上に写真などの画像も多く使われているため、文章量としては少なめです。読むだけならすぐです。

CGの中でも特にモンスターのモーションについての話題なのでいつもゲーム内で戦っているモンスターのモーションがどのように作られていくのかが解説されています。正直なところCGとかを専門にやっていないと分かりにくい話もあるのですが、それでもひとつの攻撃モーションや1体のモンスターのモーションにどれほどのこだわりと時間とコストをかけているのかがよくわかります。

サンブレイクのモンスターのモーションは非常に完成度が高いと思ってます。攻撃の時は必ずと言っていいほど予備動作で何が来るかわかるようになっていますし、ちゃんと動きを見て回避と反撃のタイミングが掴めるようになっています。

勝てなさそうに見えて勝てる

という絶妙なバランスが見事に調整されているのも、この記事にあるような緻密で繊細な作業をしているからこそだと思います。

最近出たWILD HEARTSとかはこの辺がまだ洗練されていない感じで雑です。獣のモーションはとにかく難易度を上げようという感じで理不尽に動き回るものが多く、身体の大きさと動きの速さが明らかに違和感の感じるレベルです。昨今の「死にゲー」と言われる超高難度のアクションにありがちな動きです。

それが楽しいという人も多いとは思いますが、やはりサンブレイクのモーションを見ると分かりやすく狩りをしていて楽しいと感じるものに仕上がっています。これは流石に20年も前から歴史を積み上げているシリーズだからこそと言えると思います。WILD HEARTSとかもシリーズを重ねていくと思いますが、だんだんと洗練されていくはずです。

CGやモーションなどに興味がある方はぜひチェックしてみてください。