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自前でパススルー環境を用意して本格的にOmiPlayを運用する

はじめに

前回記事でミニマルキャプチャーデバイスのOmiPlayについてレビューしました。

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基本的に単体用途としてはパススルー問題によりMHRiseなどのアクションゲームでは実用的に録画とプレイをOmiPlay単体では少し厳しいという話を書きました。

このままお蔵入りさせてしまうには惜しいデバイスということもありますし、常用のGV-HDREC(前回記事を参照)が使えなくなった時の予備装備にもできますので、なんとかして実用化して運用できるようにしたいものです。

設備投資(追加)

とは言っても現状のままでは問題は解決しませんので、新たに設備投資が必要です。

八王子のヨドバシカメラで購入しました。簡単に言えばHDMI分配器です。分配器というのもピンキリで、安いものから高いものまで様々ですが、どんなものでも良いかと思います。

今回購入したものはプリンストンのPHM-SP102Aという製品です。ヨドバシ価格で税込3,940円です。

1点注意は、

HDMI「分配器」もしくは「スプリッター」を選ぶ必要があります。「セレクター」というものもありますが、これは切替機なので同時出力はできません。

セレクター(切替機)はケーブルの抜き差しの手間を省くものですね。購入の際はお気をつけください。

開封の儀

内容物はシンプルです。本体と給電用のUSBケーブルです。パッケージには電源不要と書かれていますが、実際は安定稼働のために電源をとった方が良さそうです。

録画用のPCのUSBポートに挿しておけば良いかと思います。空きがなければコンセントの口をつけて電源をとっても良いですね。

入力端子と給電のインタフェース。

反対側です。出力用の端子です。

設置完了

こんな感じにPCとモニタへ同時出力できています。この構築をいかに図示してみました。

追加でHDMIケーブルが必要になりますが、Switchのドックへケーブルを挿し、分配器の入力端子へ接続します。分配器の2つの出力端子のひとつにOmiPlayを接続し、もう一方へモニタへ出力するHDMIケーブルを接続するだけです。

実際の接続した状態は上の写真の通りです。少し配線が複雑になってますが、理解してしまえば割とシンプルな構成かと思います。

パススルーの検証

分配器を用いた目的はパススルー問題の解決ですから、そちらを確認していきます。

youtu.be

同時に出力した状態を撮影してみました。右側のモニタを見ながらコントローラで操作していきます。左側のPCは録画などの操作のみです。

プレイそのものは右のモニタを見ていれば全く遅延なくプレイできます。パススルーの問題はこれで解決したと思います。

録画

直接はパススルーとは関係ないですが、実用的な環境の構築ができたので、実際にOmiPlayで録画してみました。

フレームレートの違い

パススルーが解決したので、録画時に画質を下げる理由はありません。FullHDを選ぶとして、あとはフレームレートをどうするか、という点です。

youtu.be

いろいろまとめてしまった動画ですが、最初に30fpsと60fpsをそれぞれ比べてみた動画です。当たり前ですが60fpsの方が滑らかで良いです。

ただし、ファイル容量も増えます。

  • 30fps → 13分で2.12GB
  • 60fps → 12分で3.83GB

という感じでした。参考までに。

その他

他のゲーム機

Nintendo Switchを使う前提で書いてきましたが、HDMI出力するものであればなんでもいけます。上の動画にまとまっていますが、PS5やXboxでも同様に使うことができます。

スピーカー設定

私のモニターにはスピーカーがついておりますので、PCの方とモニターの方で同時に音が出ます。パススルー問題で音もズレます。

できればモニターとセットの音が聞きたいのですが、PC側をミュートにしても録画には影響ないかな、と心配になり試してみました。

結果的には全く問題なかったので、PC側は音をミュートにしてプレイしても良さそうです。この辺は一度各自の環境で試してみてから録画してみてください。

編集後記

2回にわたってOmiPlayで遊んでみました。パススルー問題は分配器を使うことで簡単に解決できるので、ミニマルなキャプチャーデバイスは十分活用できるかと思います。

とは言っても、やはり手軽さでは前回記事でも書いている通りGV-HDRECには敵いません。なんと言ってもPCレスですし、パススルー機能もあるのでデバイス1つで運用できます。

これから新しくゲーム録画を始めたいという方にはまだまだGV-HDRECがおすすめです。

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