読書の冬、になったこの週末ですが八王子はうっすらと車に雪が残りましたが雨ですぐ消えてしまいました。
このシリーズKindle版出たのが2012年かもしれません。第1巻の記事で2010年と書きましたが、Kindle版のリンクに修正したら2012年の発売になりました。
まあ、いずれにしてもだいぶ前なので大差はありません。オリジナルの新書版は2004年から刊行されてます。

- 作者:柏枝真郷
- 発売日: 2012/12/19
- メディア: Kindle版
1日1冊読んでました。この3巻は2巻の事件からまた1ヶ月ほど経過した7月の始めの時期に発生した事件を描いた物語です。
とある事件の捜査のために所轄の警察署まで行く途中で、なんと道を間違えて迷ってしまったセシルとドロシーが9歳の少女が一人で歩いているところを保護して自宅へ送り届けます。
その間に意地の悪い同僚のベテラン刑事2人のコンビが捜査資料を横取りして勝手に捜査を始めてしまいます。セシルとドロシーはその意地悪なベテラン刑事に負けじと捜査を開始するお話です。
今回の見どころは独立記念日(7月4日)にドロシーの彼氏や家族、セシルの家族たちも交えてドロシーの誕生日パーティを開く場面でしょうか。ドロシーの父親はニューヨーク市警察の幹部だったり、ドロシーの彼氏とセシルの従兄弟が同じ分野で活躍するエンジニアであったり、様々な出会いがあります。
アメリカってこうして家族ぐるみで付き合いがあったりするんだなぁと日本人の主人公とはまた違う描かれ方が新鮮です。
また、時代背景として2004年あたりなので今で言うところのスマホとか出てこなくて基本は携帯で連絡を取り合ったりしているところも懐かしいような感じがします。
今だとLINEとかSNSとかの投稿などから被害者の行動や犯人などにつながる手がかりを見つけたりすることも出てくると思いますが、この時代は基本的に電話なんですよね。時代ごとにどんな生活だったのか描かれ方が違うのも面白いものです。
次は第4巻ですが、平日になるので少しゆったりペースで読もうと思います。