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No Promises Await at Journey's End

#04 特別な「いつも通り」- Haneda is back.

撮影再開シリーズの第4回目です。

飛行機に乗ったことのある方は誰しも感じることだと思いますが、よほど多く乗る方以外は「非日常」を感じると思います。私はここ数年、定期的に空港に出没して飛行機を見慣れたため、よく見る飛行機は撮影せずにスルーすることも多いです。

しかし、乗っている乗客の方からすれば「飛行機に乗る」という「非日常」の真っ最中であり、単なる普通の定期便の機体であっても「特別な」飛行機なんだなぁと改めて感じました。特に4ヶ月ぶりの撮影だったこの日には。

今回はそんな「いつも通り」の飛行機です。

SFJ74 / JA26MC

漆黒の機体が上質な高級感を感じさせてくれるスターフライヤーの機体です。昨年のG.W.に初めて搭乗した航空会社ですが、JALやANAのような大手の航空会社とは異なる小型のA320での運航です。

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機内も黒を基調としてデザインで、客室乗務員の方の制服も黒、すべて統一されたデザインが美しいです。黒という一見するとマイナスなイメージに受け取られるカラーを「高級感」に変えている見事な例です。

この日はSFJ74便で北九州空港から羽田に戻ってきたJA26MCを撮影しました。この機体にはまた乗りたい、そう感じさせてくれる飛行機です。

SKY103 / JA73NE

スカイマークの737-800です。5年前の経営破綻から立ち直り、安定した737での運航が続きます。新型コロナの影響を受けつつも国内線を飛ばしています。

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この日のSKY103便は羽田空港から神戸空港に向かう便でした。神戸、と聞くと一度は訪れてみたい不思議な高級感というかワンランク上の上質感があります。

JL106 / JA245J

航空機メーカーと言えば、アメリカのボーイングとフランスにあるエアバスが圧倒的な双璧と言えますが、カナダのボンバルディアやブラジルのエンブラエルなどの機体も数多くの飛行機を世界に販売しています。もちろん、日本の航空会社でも数多く使われています。

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大阪の伊丹空港から飛来したJL106便はエンブラエルのE190というエンブラエルの機体の中では大きい部類に入る機体です。エンブラエルを運航している日本の航空会社としてはFDAが有名ですが、FDAはE170, E175という小さめの機体です。このJ-AIRは大きめのE190です。

日本のドル箱路線と言われる羽田-伊丹を飛んできました。この機体には乗ったことがないので、いつの日か乗ってみたい機体です。

A320neo / JA217A

空港で飛行機を眺めていると、離着陸の機体以外にも運ばれている機体を目にすることがあります。これはターミナルから離れたところに移動させたり、または遠くからターミナルの方へ持ってきたり、様々な理由があるのだと思いますが、この日は昼前に高松空港へ出発する予定の機体が9:30過ぎに運ばれていました。

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エアバスのA320という機体です。LCCなどでよく使われている機体ですが、これはその中でも「neo」という名前がつくA320neoという機体です。neoはNew Engine Optionの略ですが、その名の通りエンジンが新しくなっています。従来の機体よりもエンジンが大きくなり、パワーアップした機体なのです。

NH1892 / JA06AN

八丈島から帰ってきたANAの737-700という機体です。少しズングリしたボディがチャーミング。八丈島って飛行機出てるんですね。正真正銘の東京都ですから「東京、成田行き」よりもよほど真っ当な「東京、八丈島行き」です。っていうか都内を飛行機で行き来とか地味にすごいですね。

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あまり興味を持ったことがなかったので調べてみたら、八丈島空港は滑走路が2,000mとのこと。出雲空港の滑走路と同じ長さです。羽田までは3〜40分程度。なかなかの短距離路線です。

さらにフライトを調べてみると高度は15,000ft程までしか上がらず、水平飛行の時間も10分程度です。飲み物くらいは出るのか興味あるところです。

NH18 / JA70AN

737-800です。上で紹介した機体より少し胴体が長めでスラっとしていますね。今、日本の航空会社で737と言えば大抵はこの機体です。

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この日のこの時の便は、日本のドル箱路線である伊丹から羽田への便。朝早い9時台とは言え、伊丹便が737とは少し悲しいです。

NH460 / JA606A

767-300ERです。国内線では割と長めの沖縄の那覇空港まで行ってきた便です。

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767は787で置き換えられつつある機体ですが、まだまだ活躍している機体です。私もかつて中国まで出張に行った時は767にお世話になりました。航空ファンの間でも地味にファンの多い機体です。

JL502 / JA771J

777-200という大型の機体は伊丹、那覇に続く日本のドル箱路線の新千歳空港から戻ってきました。当ブログを昔から見ていただいている方の中には「?」と感じた方もいるかも知れません。

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新千歳から戻ってきた便が第1ターミナルと国際線ターミナル(もう第3ターミナルですが)の間のA滑走路に着陸するのは稀です。何か事情があるのか、便数が減っていて余裕があってJALのターミナルに近いところへ降りたのかわかりませんが、oneworldと大きく描かれた通称「ワンワ」は目の前に降りてきました。

次回予告

予想通りの滑走路運用変更で南風運用になった羽田での写真を紹介します。