コロナ禍の影響により、世界各国の航空会社が大幅な減便を強いられていることは言うまでもありません。羽田空港も JAL や ANA を始めとする日本の航空会社の飛行機が中心で、海外のエアラインは今回ご紹介するドイツのルフトハンザ航空のものしか見れませんでした。
しかもコロナ前に運航されていた機体と大きく異なっているため、私自身も初めて撮影する機体となりました。
従来のルフトハンザの運航
これまでは以下のような感じでした。
- フランクフルトから飛来
- Boeing 747-8
- 過去は Boeing 747-400
- ミュンヘンから飛来
- Airbus A350-900
- 過去は Airbus A340-600(時々こちらで飛来)
簡単に言うとフランクフルト便はジャンボ、ミュンヘン便は A350 か A340 でした。
そして今は・・・
ドイツからはフランクフルト便のみ飛来します。しかも Airbus A340-300 という機体が使用されていました。誰でもチケットを買えば乗れるのか、行き来しても自宅待機とか検疫とかあるのか、ビジネス用途だけなのか、細かいことは知りませんが、とにかく今はフランクフルトから A340-300 が飛来しています。
これです。朝の 9:00 前に到着しました。
前にもご説明しているかと思いますが、A340 の特徴は「1 階建てでエンジンが 4 個」です。いわゆる 4 発機になるのですが、2 階建てではないのは A340 のみです(近年は)。あまり深く考えずに撮っていましたが、第 1 ターミナルの目の前の A 滑走路、34L に着陸してくれました。
意図的に少し引いて川崎の工場地帯を背景に撮影してみました。
A340-300 とは?
さて、ジャンボから A340 に切り替わっているフランクフルト便ですが、以前にミュンヘン便で使用されていた A340-600 の仲間です。787 にも 787-8 や 787-9 や 787-10 といった派生モデルがあるように、エアバスの機体にもいくつかの派生モデルがあります。一番大きな特徴は胴体の長さですね。
- A340-600 : 74.77m
- A340-300 : 63.66m
となっています。11m 近く長さが違いますね。787-8 → 787-9 → 787-10 と +6m ずつ長くなるので、787-8 と 787-10 を比較したくらいの差がある感じだと思います。
ちなみにエアバスの機体はエンジンの逆噴射をする際に前後にカパッと開くのではなく、花弁が開いたような形で行われるものがあります。この機体がそうですね。
コロナの影響が終わればまたジャンボと A350 に戻るのかもしれません。これまで日本では稀だった A340-300 という機体が見れるのがコロナの影響というのも少々複雑な気持ちです。