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No Promises Await at Journey's End

フォトブックの作成

航空機撮影を始めたのが2012年のG.W.になるので、今年のちょうど今くらいで8年になります。早いものです。毎年G.W.には撮影のために大阪や福岡へ飛行機に乗って出かけているのですが、残念ながら今年は新型コロナウィルスの影響で自粛しています。

撮りためた写真は膨大な数になりますが、基本的にブログやTwitterなどのSNSで公開したり、プリントアウトして自宅に飾ったりしています。

航空関係の雑誌やフォトコンテストに出していることも時々ありますが、これは一定の評価がないと採用されないため自分の写真をアピールするには圧倒的に効率が悪いです。数回は掲載されたこともありますが、やはり自分から積極的に発信していくのが重要だと考えています。




フォトブックを作ろう。

数年前からずっとそんな思いがありました。どうせ撮影した写真はハードディスクで眠ったままになっているので、少し働いてもらおうと思ったわけです。

幸いなことに近年は非常に高品質で本格的なフォトブックがネット経由で作成することができるサービスがいくつもあるため、自分自身の写真があれば作ることができます。




作ろうと思って少し躊躇していたことがありました。それは「版権」に関することで、勝手に飛行機の写真をフォトブックにして世に出す、あまつさえ商用として販売ということをしても問題ないのかどうか、著作権とかそう言った方面が気になっていました。

質問サイト(知恵袋とか)やネットで調べたりしてみたこともあるのですが、やはり信頼できる情報かどうか判断が難しいところが多いです。たぶん言っていることは正しいんでしょうけど、いかんせん匿名の人が書いていることなので、その情報は信頼に足りる情報なのか。

そんなときにたどり着いたのが「弁護士ドットコム」というサイトです。




面白いことに無料で弁護士の人が相談に乗ってくれるサイトです。本格的な相談になれば有料で弁護士に依頼することもできるようなのですが、簡易的に質問サイトのようにアカウントを登録して質問を書いておけば、弁護士が実名で回答をしてくれます。

答えは私が認識している通りでした。

航空会社の通常の塗装の飛行機であれば、特に問題なし。撮影者である私自身に著作権がある。ただし、ポケモンやディズニー、スターウォーズの塗装が施されているようなものは、そのデザインそのものが著作物であるため注意が必要ということでした。これまで調べたこととほぼ同じです。こういった特別塗装機は商用ではないブログなどに掲載することは特に問題ないようですが、商用となると注意が必要になってくるようです。

つまるところ通常塗装機だけでフォトブックやカレンダーなどの制作で写真を使用すれば問題ないということのようです。




そこまでわかれば、他に迷う理由はありません。フォトブック作ります。様々なサービスがありますが、私が愛用するカメラのメーカーである Canon がサービスを提供する Photo Jewel S というサイトがかなり気になっていたので、まずは試してみることにしました。どの程度の写真を使うとどのくらいのクオリティのフォトブックが作れるのか、その辺は実際に作ってみるしかありません。また、フォトブックと言ってもそれなりにテーマを決めたり考えることは多いので、とにもかくにも作ってみることにしました。

今回作ってみたのは、一番ベーシックなものです。15cm のスクエアのフォトブックで、ソフトカバーのスタンダードな綴じ方、半光沢の用紙で 20 ページになります。これで税込み 1,628 円です。送料が 330 円なので 2,000 円弱になります。これが一番安いものでした。もっと大きかったり、用紙のクオリティをあげることも可能ですが、当然金額にも反映されるので 5,000 円から 1 万円クラスになってしまいます。自分用の集大成のフォトブックとして 1 冊くらい作ってみるのはいいかもしれませんが、私としては自分の写真を世の中に発信していくためのツールとして考えているので、ある程度手にとってもらえるような金額で作れないと意味がありません。




ここ 1 年くらいで撮影した写真で、かつ通常塗装の機体のみを選んでみました。スマホのアプリで作ることができて、20 〜 50 枚程度の写真を選ぶと自動的にレイアウトしてくれます。自分でカスタマイズもできますが、どう考えても自動でレイアウトされたものを超えるようなレイアウトはできないと思うので、さくっと自動レイアウトで注文しました。

G.W. 中に注文しました。概ね 2 週間程度で届くようなので、実物が届いたらブログで紹介したいと思います。