令和2年1月21日(火) の撮影、最後の機体。
R2-D2
この日はこれが撮りたくて行ったと言っても過言ではありません。前にも書きましたが、ANAとウォルト・ディズニーとの契約が2020年3月までとされています。これは運航開始直後の2015年から言われていたことです。
つまり3月でR2-D2を始め、BB-8やC-3POのスターウォーズシリーズの機体もおしまいです。全て通常のANAの塗装に戻るはずです。その時がいつ来るのかわかりません。だから悔いの残らないように撮れる時に撮っておく、これが大事です。
実は成田空港の滑走路運用については分からないところも多く、午後の着陸は第1ターミナル側のA滑走路と第2ターミナル側のB滑走路の両方に振り分けられて着陸します。
どちらに来るかは「たぶんいつもこっちだからこっちに来るだろう」という程度しかハッキリしません。唯一、絶対にこっちに来ると言い切れるのはホヌを始めとするA380です。これは滑走路の長さが4,000mのA滑走路に降りるからです。
この日はドイツのデュッセルドルフから戻ってくる便でした。flightradar24で毎日のデュッセルドルフ便の着陸を追いかけてみると、10本中8〜9本はB滑走路に降りてます。たまにA滑走路に降りているところが不安要素です。
展望デッキから姿を捉えた時に、ようやく勝利を確信しました。天気も光線状態もバッチリです。カメラのバッテリーもSDカードの残りも問題なし。最高の条件でこの時を迎えました。もうこの天気で光線状態の時にR2-D2を見れるタイミングは来ない可能性も高いです。
航空機撮影は常に一期一会。
いまこの瞬間に最高の絵を描ききることが重要です。
私の愛機Canon EOS 7D Mark II は連写性能の高さがトップクラスなのがウリの一つです。その実力をこの瞬間のために使うため、連写モードで臨みました。マシンガンのようにダダダダダ、と音が響き渡ります。シャッター回数が無尽蔵に増えていくため乱発できないモードです。ここ一番の勝負の時に使うモードです。R2-D2が来たこの瞬間がその時です。
この記事で紹介している写真は数枚ですが、実際にはR2-D2を数十枚は撮っています。ひょっとすると100枚以上撮っているかもしれません。
ほぼ真横。順光はありがたいのですが、光が当たりすぎても機体が反射してしまったりして難しい面もあります。連写で撮影した中からベストな1枚を選んでます。
第2ターミナルの展望デッキから見えるB滑走路は展望デッキから見て左側に滑走路の端があるので、着陸の瞬間はほぼいい絵は撮れません。折り返してきて地上走行している時を狙います。
これにてこの日の撮影は終了。最後にR2-D2を撮影して大満足で帰宅しました。この塗装の機体がなくなってしまうことは残念ですが、終わりが見えた時に慌てて撮影に行っても満足のいく撮影ができるとは限りません。常に一期一会。その言葉を忘れずに出会った時に最高の写真が撮れるように腕を磨いていきます。
次回からは御朱印巡りの話が溜まってるのでしばらく御朱印ばかりになります。