ついにこの日がやってきました。
早いもので2年半ほど前になりますが、ANAが運航するBoeing 787の初号機と2号機に施された特別塗装が通常塗装に戻されました。
鯖。
そう呼ばれた特別塗装機がなくなり、ANAの787で残されたのは以下の機体です。ほとんどが通常塗装の機体です。50thの小さめなロゴが入ってる機体と、R2-D2とスターアライアンスの機体です。
このうちR2-D2は3月までと言われてます。
そして、今回はこの5枚の写真のうち一番上の機体前方に787と大きく描かれた機体が通常塗装に戻されることになりました。
元々、ANAの787は大々的な宣伝のために初号機と2号機は特別塗装機として運航され、それ以降の機体は「通常塗装でありながら機体に787と大きく描く」というデザインが採用されておりました。
これが2011年当時のプレスリリースです。懐かしいです。この「ロゴ機」は全部で22機ありました。しかし、鯖の消滅の時期から徐々に整備と共に通常塗装に戻されていき「絶滅危惧種」となりました。
そして、最後に残ったのが国内線で運航しているJA818Aという機体です。
この機体には何度が乗りました。「真の国内線仕様」と言われた機体で、18号機となるこの機体まではANAの787は暫定国内線仕様としてプレミアムクラスのシートは国際線のビジネスクラスのシートが使用されていました。
それがこの18号機から本来計画していたプレミアムクラスのシートが実装された感じで、「真の〜」という言われ方をした機体なのです。その機体が最後までロゴ機として活躍してくれたのが嬉しいです。
2020年1月9日(木)で営業運航を終えて、翌日10日(金)の早朝にシンガポールへ旅立ちました。そこで塗装が変更されるそうです。
ひとつの時代、というよりもいくつもの時代が過ぎ去っていったのかもしれませんが、これまで多くの写真が撮れました。通常塗装に戻ってもその勇姿を多くのファンに見せてもらいたいです。