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No Promises Await at Journey's End

『影響力の武器』読了

久々に読んだ本の解説です。

自炊で本をバラバラにしてスキャンしてPDFにしていたので、いつもiPhoneで持ち歩いていたのですが、それ故か読むのに時間がかかりました。

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もはや自分でも忘れかけているサブブログの方で今年の7月頃に読み始めた宣言をしていました。

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

もともとはサブブログでも書いてますが、今勉強しているセールスライティングの講座の前にやっていた講座で推薦図書として紹介された本です。

とは言ってもセールスに関する本ではなく心理学の本です。ざっくりいうと以下の「法則」が解説されています。

  • 返報性
  • コミットメントと一貫性
  • 社会的証明
  • 好意
  • 権威
  • 希少性

大体、見てもらえれば想像がつくと思います。人が何かに影響を受けて行動する原理は、上のような「法則」に従うことが多く、強力な武器になることが語られます。

この本ではこれらの「法則」が様々な事例や著者の実験などによる具体的な検証結果とともに解説されます。どの解説も具体的でわかりやすく、普段の日常生活で自分たちが影響されていることが意図的に利用することも可能なのだということがわかります。

また、あまりにも強力でいわゆる詐欺など人を騙す手段にも使われる可能性があることから、これらに対する防衛手段についても解説されています。

単純に読み物としても面白いと思います。心理学の本はあまり読んだことがありませんが、人間の本質について実験と考察が行われるのは興味深かったです。

良いことにも悪いことにも使える「武器」の解説です。ぜひ興味があれば手に取ってみてください。