約3年半ぶりに搭乗したFDAはとても快適でした。シートってこんなに広かったっけ?というほど。隣の席が誰もおらず、気楽に座れたのもあったかもしれません。
快適すぎて寝てしまいそうでした。寝たら確実に初日の出を見逃す予感。
↑の続編です。
夜間飛行
夜中、3:40に出発です。やけにタキシング(地上走行)が長いな、と思っていたら関空のB滑走路へ向かっていました。
日中は第1ターミナルの目の前のA滑走路から飛びます。展望ホールからも見えますし。B滑走路は着陸とほぼ使い分けされています。
深夜はこっちから飛ぶのかよ、とワクワクしているのは多分私だけ。B滑走路と言えば、日本では成田空港と関空だけが持つ日本最大長の4,000m滑走路です。
令和時代最初のテイクオフです。
上空で日の出を待つ
上に書いた通り、離陸はB滑走路でした。ターミナルから15分以上は地上走行です。バスツアーじゃないんだから、といつになったら飛ぶのかと思うほど長かったです。実際に飛んだのは4時ころでした。
だんだんと明るくなってきたのは、離陸してから40分ほど。そして、機長からアナウンス。
「現在、日の出を待っています。あと5分ほどで日の出です」
この日の機長は女性でした。搭乗口でパイロットとCAさんが乗り込むのを目撃しました。副操縦士の方は若手の男性。女性のパイロットはドラマ「ミスパイロット」で話題になりましたが、どこのエアラインでも増えてきている模様。
事前にアナウンスされてましたが、どちら側の窓からも公平に初日の出を見れるように旋回飛行するとのことでした。しかし、どうしても最初に見れるのはどちらかの窓側になります。
私が座っていた右側がどうやらあたりです。
神々しい初日の出
そして4:50あたりで初日の出を迎えました。実際の日の出はもう少し早かったのですが、上空の高い位置に雲が出ていた、とのことで少し目にするまでは時間を要したようです。
前の記事にも載せましたが、これが令和時代の幕開け、令和元年5月1日(水)の日の出です。天気が悪かったので富士山は見れませんでしたが、その分眼下に広がる雲海がとても綺麗でした。
そして神々しいまでの初日の出。
こんな感慨深い日の出を見たのは初めてです。一生の思い出になりそうですね。
シルバーの機体なのに朝日を浴びて金色に輝くエンジン。航空ファンとしてはこちらも見逃せません。
みんなパシャパシャ初日の出を撮ってるのに、私は一人変な角度でエンジンばかり撮影。
旋回して反対側に日の出が行ってからも、初日の出を浴びて光り輝くウィングレットをニヤニヤしながら撮影。これはたまりません。
明るくなってからの外の様子。雲海とはよく言ったものです。本当に海のように広がっています。
飛行していたのは高度30,000ftの上空です。メートルに換算すると9,144mです。さらに上にも雲が出ており、ちょうど雲と雲の間を飛んでいたような感じです。
若干、雲に隠れた部分もある日の出でしたが、それでも十分に初日の出を味わえたフライトでした。地上では全く見れませんでしたからね。
約2時間弱のフライトを終えて再び関空へ戻ってきました。同じ空港に戻ってくるフライトは初めての経験です。
ターミナルに戻っても6時過ぎ。まだ人はあまりいませんでした。これから賑わってくる時間ですね。
令和時代の幕開けを存分に堪能してきました。次回は最後、成田へ帰る時のお話。特に変わったことはありませんでしたが、令和最初の旅の締めくくりです。