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航空写真家+セールスライター

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FLYING HONU 捕獲(3) 〜成田撮影日記(24)

ホヌ捕獲話、第3話です。しばらく引っ張ります。今回あまり飛行機の写真が出てこないのはホヌの写真以外まだ現像していないからです。

スカイライナーの中で

前回記事で「夜撮」と書きました。文字通り夜に撮影するということなんですが、私は苦手です。うまく撮れればとてもよい写真が撮れますが、気を抜けばすぐにブレブレの写真になります。

All or Nothing

つまり成功するか失敗するか、そんな厳しい世界です。数少ないホヌ撮影のチャンスを高難易度の夜撮でやらねばならないのが非常に辛いところです。

とりあえずスカイライナーの中で最近何かのアンケート答えて手に入れたリッチ・シェフレンの「インターネットビジネス マニフェスト完全版」を読みます。夜撮のことが頭から離れずあまり集中できず。話は全然変わりますが、この本はとても面白く勉強になります。インターネットでビジネスをやるなら一度は読んで欲しい本。

どうやって手に入れるかあんまりよくわかってませんが・・・。

こんな表紙です。そもそも日暮里駅から成田空港までは36分です。本を読むと言ってもそれほど時間はありません。

ソロプレイヤーの戦い

撮影においてはロケハンではありませんが、撮影場所の確保が極めて重要です。特に成田は。複数人で徒党を組んでいれば対応しやすい場面が多いのですが、私のようにソロプレイヤーだと結構難題です。

情報戦

撮影とは情報戦です。特に飛行機の場合は滑走路への離着陸の方向や飛来する航空機の情報など、刻一刻と変化する状況に対応する必要があります。

そのひとつがflightradar24というアプリ。航空ファンは必携のアプリです。有料のサービスがあり、最上位のゴールド会員が望ましいです。年間4,000円弱だと思います。

そしてもう一つがTwitterです。

撮った写真をシェアするだけではなく、撮影時に情報を交換したり、わからないことを教えてもらったり、様々な用途に使います。自分が撮影に行かずに家にいるときなどに逆に撮影している人をフォローすることもあるので、お互いにギブアンドテイクな関係になっていることも多いです。

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また、羽田や成田であればたいていは顔を合わせたことはなくてもフォロワーさんがすぐ近くにいたりする場合もあるので連帯感というか一体感なども味わえます。

同じ趣味に特化したフォロワーさんと多く繋がっておくのが一番良いと思います。

穴の確保

羽田空港の3ターミナルにそれぞれある展望デッキはどこも「ワイヤー」が設置されています。

保安上の観点から仕方ありません。平行に張られたワイヤーなので、この間にレンズを当てて撮影します。我々の使うレンズはそれなりに口径が大きいので、ワイヤーの間を通すことは難しいです。あまりワイヤーを広げてはいけないので、この間から撮ります。撮影には特に困らないサイズです。

対して、成田空港はフェンスです。フェンスの中に所々レンズ用の穴が開いてます。

見てわかる通り、レンズ用の穴以外は割と目の細かいフェンスなので撮影にはこの穴を使う必要があります。

普段、成田に行ったときなどは普通に穴は空いているのですが、今の時期はホヌが全盛の時代。人気の飛行機が飛来するときは多くの同業者が集まります。

成田においてはこの「穴」を確保することが最重要課題となるのです。ワイヤーであれば、多少の撮り位置はあるものの、自分が入り込む場所さえあれば撮れます。しかし、このフェンスの穴は確保できないと悲惨な状態に陥ります。

最悪の場合はフェンスの影が写り込んででも写真を撮るのですが、やはりバッチリ撮影するにはこの穴の確保が必要です。

なるべく早くに空港へ行って場所取りをします。私が今回、ホテルに泊まって翌朝早くから撮影したのも、この「穴」の確保が目的です。

撮影とは常に戦いなのです。

トイレ問題

ソロプレイヤーにとって最大の問題がトイレです。上の穴の確保につながりますが、自分が確保した場所を確保しておくためにその場所を離れることは結構勇気が必要です。

何か物を置いて確保する手もありますが、カメラやパソコンなど高価なものを持ち歩きますし、場所の確保は結構露骨にやるとネットに晒されたりもするのでできれば控えたいところです。

基本的に展望デッキへ行くときはトイレを済ませてから行きますが、我々は数時間単位で展望デッキで撮影することがザラなので、特に今回のように撮りたいモノがあって場所を確保したまでは良くても、飛来する直前でトイレに行って場所を取られた、なんてことは悔やんでも悔やみきれません。

それに展望デッキは公の場ですから自分の家のように領有権を主張するのはお門違いです。さりげなく存在感をアピールしつつ、他の方にご迷惑をおかけしないように撮影する心構えが必要です。

対策

一番いいのは「誰かと一緒に行く」ことです。荷物を置いて場所を離れても見ておいてもらえる人がいれば問題は解決です。

私もたまにフォロワーさんにお会いすることがありますが、こういう時に限ってお会いできなかったりするわけです。

私はソロプレイヤーとして、以下の点を考えつつ場所の確保をしています。

  • 飲み物はなるべく控える。
  • 場所(穴)が複数空いているタイミングで素早くトイレに行ってくる。

夏は暑いのでガンガン飲み物を飲んでも汗で出て行くのでトイレ問題は気になりません。逆に炎天下に数時間いるので飲み続けないと死にます。飲み物を買いに行くという逆の問題が発生しますが。

杞憂

と、いろいろ書きましたが結果的にその日の夜については杞憂で終わりました。展望デッキに残った人はごくわずかでした。場所を気にするほどのこともなく、安心してトイレを済ませることができました。

そして、夕方まで待つこと数時間。だんだんと日が暮れ、その時が近づいてきます。次回は「夜撮の心得」です。