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No Promises Await at Journey's End

MacBook ProにWindows10を導入する

Appleの最上位ノートパソコンであるMacBook Proが初めて登場したのは2006年です。それまでPowerBookと呼ばれていたノートパソコンの新しいブランドとして登場しました。新しくなるには理由があり、Appleがそれまで自社のパソコンに搭載していたPowerPCというCPUをやめてIntelのCPUを使うようになったのです。

その当初からAppleが提供するBootcampというソフトウェアを利用してWindowsとデュアルブートの環境を作ることが可能になっています。私は過去Bootcampを利用してWindowsXPやWindows7環境をMacBook Proに構築してWindowsとmacの環境を併用してきました。

今回、最新のMacBook Proの環境にWindows10を入れようと思います。かつては事前にWindowsインストール用のディスクを用意しておいたり、ドライバインストール用のディスクを事前に作成しておくなど準備が必要でしたが、今はかなり進化していてほとんど準備が不要です。びっくりするほど簡単に導入できるので、MacBook ProやMacBookなどお持ちの方はぜひチャレンジしてみてください。

注意事項

mac環境にWindowsを導入するにあたってはいくつか注意しておく必要のある内容があります。

ライセンス

全く新しい環境へWindowsをインストールするため、新規インストール用のWindowsを購入する必要があります。パソコンを購入した時の付属しているOSやDSP版などは使用できません。完全新規のOSを購入しましょう。

動作環境

基本的には独立したWindowsマシンとして動作しますが、市販のWindows対応のソフトウェアはmacへBootcampでインストールした環境を動作保証の対象にしていないことが多いです。したがって基本的には動かなくてもサポートはないと考えたほうがよいです。航空機のLCCや格安携帯電話と同様です。何事も自己責任。

キーボード

macのハードウェアにWindowsを入れるので当たり前ですが、キーボードレイアウトが異なりますので使いにくいです。使いにくいくらいならまだしも、使えないキーや不足しているキーなどもあります。その辺は自己責任。私は必要に応じてWindows側でショートカットを変更したりして対応しますが、面倒な時はWindows用のキーボードを使います。今では1000円もだせばとりあえずのキーボードが買えるので、変に設定などに四苦八苦するくらいなら買ってきて使った方が早いです。

導入手順

久々にやるので事前にネットで調べておいたのですが、その中でWindowsインストール用のUSBメモリが必要とありました。そのため事前に安いのを購入しておいたのですが結果的には使わなくてもインストールができました。

Windows10の購入

何はともあれ、Windows10を購入します。ビックカメラやヨドバシカメラで購入してもよいのですが、一番早いのはAmazonでオンラインコード版を購入することです。購入するとAmazonの方でプロダクトキーが発行されるので、それを控えておきMicrosoftのサイトでダウンロードしたWindows10のインストール時にプロダクトキーを入力するだけです。

我が家のADSL回線でも30分かからずにダウンロードできたので思い立ったらいつでも作業が始められるこの購入がおススメです。

Windows10はHomeとProがありますが、とりあえずHomeの方が安いのでこちらを買っています。私が開発の仕事をする時はリモートデスクトップとか必要なので各種機能が豊富なPro版を使用しますが、自宅で趣味用で使用するならHomeで十分です。

Amazonで購入して発行されたプロダクトキーを控えておきましょう。

Windows10のダウンロード

マイクロソフトのサイトからダウンロードします。ダウンロードは以下のサイトから。

ちなみに購入しなくてもダウンロード可能です。インストール時にプロダクトキーを聞かれるので、その時にインストールできないだけです。ダウンロードはmacOS側で実行して、ダウンロードしたISOファイルはダウンロードフォルダにでも置いておきます。

Bootcampの起動

次にmacOSのアプリケーションからBootcampを起動します。ユーティリティの中にあります。基本的にインストール済みのはずです。

ダウンロードしたISOファイルの場所を確認し、macOSとWindowsのパーティションのサイズを指定します。私のMacBook Proは256GBのディスクなので150GBをmacOSに、100GBをWindows10に割り当てることにしました。Windows側は80GBくらいでも特に問題は無いと思います。好みで。

各種ドライバのダウンロードが始まります。この辺からはもう何も触らなくても全自動で始まります。ダウンロードが終了すると勝手に再起動が行われてWindowsのインストール画面が表示されます。

Windows10のインストール

パソコンの画面を直接写真撮っているので見にくいですが、言語など選びます。普通は日本語だと思いますので特に何も変更しないままでよいでしょう。

ここです。ここで購入時のライセンスキーを入力します。プロダクトキーですね。同じものです。

なすがままよ。

お住いの地域を選びます。南スーダンとか南極にはお住まいでは無いので日本を選びます。あとは何も触らなくてインストールが完了します。マシンスペックなどもあるのかもしれませんが10分ほどで終わったように思います。

そのままWindows10が起動します。ちゃんとハードウェアを認識しています。起動すると最初にBootcamp関連のサポートソフトウェアのインストールが行われてグラフィック関係のドライバなどが入ります。

そのため、初回起動時は画面が妙にでかい時がありますので悪しからず。

ただ、解像度が高すぎて文字が読めないレベルに小さいので、適宜調整が必要です。ここまでくればあとは普通のWindows端末です。好きなものをインストールしてmacOSとWindows環境を切り替えながら使いましょう。