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No Promises Await at Journey's End

G.W.の思い出〜大英自然史博物館展へ行ってきました。〜

5月6日(土)は特に予定もなく、昼前に自宅を出てあてもなく京王線の新宿行きの電車に乗りました。

京王線新宿駅でホームに降りた時にふと目に入った広告に「大英自然史博物館展」の文字。大英自然史博物館と言えば、私が25年ほど前に行ったイギリス旅行で立ち寄った「大英博物館」から自然史部門を切り出して作られた博物館です。

tomohiko37-i.hatenablog.jp

その大英自然史博物館の展示が上野にある国立科学博物館で開催されているというものです。開催そのものは少し前に何かで知った記憶がありますが、その後すぐ忘れていました。

早速、山手線に乗り換えて上野へ。

間違えて不忍口から出てるし。
ヽ(´□`。)ノ・゚ 

歩く途中で案内が出てました。こういうのをみると早く行きたくなります。

先に国立西洋美術館が見えてきます。確か世界文化遺産に登録されたんですよね。数年前に。

考える人。
(`・ω・´)

隣に国立科学博物館があります。整理券とか配ってましたが普通にそのまま入れます。大人1人で1,600円です。

島根県にある足立美術館は入館料が2,200円ほど。日本の美術館や博物館は高いなぁと思いつつ。本家の大英博物館や大英自然史博物館は入場は無料なんですよね。まあ国も違うし文句言っても仕方ないですが。

今回の大英自然史博物館展で嬉しいのはフラッシュを焚かなければ会場内で流れる動画以外は撮影OKな点です。これはかなり大きいですね。

いくつか撮影してきましたが、あくまで自分用で済ませたいと思います。やはり博物館に展示されているものは本物を見てこそです。本物の持つオーラというか迫力はカメラの性能や技術がどれほど向上しても写し取ることはできない(単にヘタクソなだけ?)と思っています。

このブログに載ってる写真だけで満足してしまうと非常にもったいないと思いますので、是非実際に足を運んで見に行ってきていただきたいです。上野なので関東近辺にお住いの方は十分行ける距離でしょう。

会場のラストには撮影スポットがありました。ここで来場記念の写真を撮るべし。

さて、館内はさすがにG.W.ということもあってか人が多いです。整理券がありましたが便宜的なもので入場制限がかかっているわけではありませんでした。チケットを受付で買えばすぐには入れます。

ただ、館内は結構人がいました。特に撮影もOKということで、人が展示物の前から退くのを待って撮る人が多いため展示物の前は常に行列ができています。また、音声ガイドということで携帯みたいなもので説明を聞きながらじっくり観て回る方も多く、それなりの時間をかけてみるのがいいかもしれません。

私は観たいものだけじっくり観て、あとはパパッと流し見するのが特徴です。

始祖鳥(しそちょう)

今回の大英自然史博物館展における最大にして最強の目玉は始祖鳥でしょう。何と言っても初来日。おまけに日本に来たこの始祖鳥の化石は「ロンドン標本」というもので、各地で見つかった「〇〇標本」のうち脳と三半規管が復元できるのはロンドン標本のみです。

さらにさらに、なんとなんと2011年には「タイプ標本」に認定されたもので、新たな標本が見つかった時に新種なのか始祖鳥なのか比較判定するための正解みたいなものなのです。超弩級に貴重な化石です。

よくもまあこんなものをイギリスから持ち出したものです。これが日本にいながら見れるというのですからもう絶対に行かないとダメな気になって来ましたね?

ちゃんと本物写真に撮って毎日拝んで眺めましょう。(新手の宗教みたいだ)

とまあ写真も撮れますし、門外不出レベルの始祖鳥の化石も見れるのでパシャパシャ撮ってくればいいのですが、最後にお約束のグッズ販売の店になだれ込む順路です。

そこで「公式図録」なるものが買えます。

A4サイズのハードカバーの高級感あふれる作りの図録です。今回展示のものは全部写真付きで載ってます。プロがちゃんと撮ったもの(のはず)なので実は撮らなくてもこの本買えばいいじゃん、というアンチョコというか奇天烈大百科というか、非常にわかりやすいコラムや解説などまで載っている必読の書がなんと2,000円という価格崩壊というかゲシュタルト崩壊を起こしてます。

これは買わないなんて考えられません。

入場料1,600円と公式図録2,000円の合計3,600円の投資で大英自然史博物館のコアな部分が手に入ります。おまけに実物がその目で見れるのですから久々に熱くなる特別展示です。

今年の流行語大賞は始祖鳥に決まりと言っても過言ではありません。

ということでまた行きたいです。

見終わって外に出るとこんな場所に。天気も良く、ベンチではリア充ども 仲睦まじいカップルなどがG.W.のひと時を過ごしています。そのまま出口から出ますと、想像を絶するものが!

見ろ!人間がゴミのようだ!

シロナガスクジラの1/1の模型です。30m級のオブジェです。始祖鳥なんてチャチなもんなんかとは比べ物にならない地球上最大の生物です!

国立科学博物館は始祖鳥を連れて来たことよりも、このシロナガスクジラの1/1模型を作ったことで歴史に名を残すと思いますが、入り口付近にはSLもあります。

残念ながら飛行機以外の公共交通機関には無知なので、このSLがとても貴重なものなのかどーでもいいものなのか判断つきませんが、とりあえず写真を撮っておきました。

帰りは上野から山手線で新宿へ戻りました。