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No Promises Await at Journey's End

夏の思い出【9/9】ツワモノどもが夢のアト

最近ドライブしていて、島根県の東部にある全国7位のサイズの宍道湖の北側を走ることがあるのですが、気になる食べ物屋さんの看板を見かけます。

Google Street Viewから抜粋。

いろいろ突っ込みどころが満載なのですが、ストリートビューの写真は少し古い気がします。内容は変わってないと思いますが。

アラスカというレストランなのですが、ラーメンとかうなぎとか喫茶とかアラスカっぽくない感じです。

アラスカってなんだっけ?と考えてみたらアメリカの「飛び地」だ!と思い出しました。アラスカ州。絶対に後からもらって来た土地だろ、と言いたくなるほど間にカナダがあります。

ここは航空機好きならよく知っている空港があります。

アンカレッジ空港。

まだ787も777も767もない時代。飛行機といえばジャンボ。747。そんな時代は欧米に直行できるのは747だけでした。

あとの多くの機体はどこかで給油したりする必要がありました。日本からヨーロッパやアメリカへ行くのに一番有名な経由地になったのがアンカレッジです。

北極圏を通る「ポーラールート」と呼ばれる航路で欧米に行ったのですね。当時、ソ連の上空が飛べなかったりして。そこでアンカレッジがいい感じの場所にあったのです。

アンカレッジで乗り換えたり一休みすることが多く、アンカレッジには日本人向けのうどん屋とか日本語ができる人とか多くいたそうです。

ところが時代は変わり、燃費が良くて地球の裏側までいけるんじゃないかというほど飛べる機体が増えて来ました。わざわざアンカレッジに降りる必要はなくなり、日本からヨーロッパやアメリカへは簡単に直行できる時代が来たのです。

アンカレッジはかつての栄光を失い、だんだんと衰退していきます。現在は主に貨物機の行き来をメインとする空港に移り変わり、今の時代で活躍しているのです。

そんなアンカレッジへも行く便が多かったのが成田空港です。成田闘争の果てに開港し、日本の玄関とも言われていましたが、近年は羽田空港の国際線に徐々に押されて来ており、こちらも貨物便が多く発着するようになっています。

まあ成田の貨物は昔からでしょうけど。

前振りが長くなりましたが、ここからが本題。9/9に夏休みで東京に戻っていた時期に成田空港へ行って来ました。前日の夜にお目当の機体がオランダから成田に向かっているのを知り、朝5時に家を出て成田へ。

貨物

普段、あまり貨物便には興味がないのですが、よく見るとよく飛んで来ます。

貨物便の特徴は窓がないこと。基本的に荷物を運ぶので窓とかはないのですね。

日本の貨物専門の航空会社。ジャンボを持ってます。JALとANAがジャンボを使わなくなったので日本からはなくなったという表現が使われますが、政府専用機とここのカーゴ機ではまだ使われています。

最新型の747-8を貨物にした機体まで持ってます。この機体は2階部分が短めの機体です。

貨物にもいろいろあります。

お目当の。

オランダの航空会社KLMの特別な塗装の機体です。

通常は機体後ろの水色一色の機体なのですが、オレンジになった機体があります。これが見たくて成田へ行きました。朝8時過ぎに来たのです。

この機体はオランダの「国王の日」にちなんだ機体。日本で言うところの天皇誕生日です。この日のオランダは街中がオレンジに染まるのだそうです。それで今年は飛行機も一部オレンジになって世界中を飛んでいるのだとか。

10時過ぎには再びオランダへ帰って行きました。

海外のエアライン

その他。KLMを待っていた間に撮影できた海外の機体です。

ベトナム。眼下にいました。実はベトナム航空の787なのですが、初めて見ました。

離陸も見ました。

安定のキャセイパシフィック航空。羽田にもいますが、成田にもいます。両方いる理由はまた書きます。

ウズベキスタン。これも初めて。

スイス。

スカンジナビア航空。

アメリカのデルタ航空。

イタリアのアリタリア航空。

ロシアのエアロフロート。

LCC

成田と言えばLCC。専用のターミナルもできました。

ピーチ。昨年はこれに乗りました。今年はG.W.に乗りましたね。

シンガポールのLCCであるスクート。なんと運航するすべての機体が787です。

ジェットスター。

春秋航空。

この日はKLMが目当だったので10時過ぎに飛んだのを見届けてすぐに帰って来ました。あと夏休みの写真は島根へ帰るときに大阪へ寄った時のものになります。